2024.9.15-16
湯谷温泉への交通
新東名の新城ICから国道151号で北上。途中の道なりで県道439号に行ってしまうがまた合流して同じ道に戻れる。割と交通至便。
鳳来寺山パークウェイの入口をまがり、湯谷大橋で宇連川をわたると温泉街入口、、なのだと思う。大駐車場や足湯が存在している。

鳳来寺山パークウェイに入らずに道を進むと、道幅が一気に狭くなり飯田線の踏切を渡る。まもなく、はづ別館がみえてくる。
道を挟んでたくさんの駐車スペースがあるが、宿に近めのところは埋まっていた。ここは駅の入口であり、もともと湯谷温泉の駅舎があったところが広い駐車場になっている模様。


チェックインとロビー
荷物を運び入れてチェックイン。ロビーに小上がりと広いテーブルあり、そこで。抹茶と小菓子をいただく。


翌朝にはここのロビーのテーブルにモーニングコーヒーやお茶が準備されていた。

民芸調客室
部屋は1階の101。民芸調客室。露天風呂最寄りの部屋。二間続きの部屋でそれなりの広さ。川に面しており、川の音がよく聞こえる。

風呂はないが、トイレ、洗面台はもちろんある。冷蔵庫は空っぽ。
お茶セットの脇に、菊芋の味噌漬が置いてあった。血糖値を下げる効果があるとのことだが、なかなかしっかり漬かっているので、血圧には注意か。なかなか美味しいので日本酒がいただきたくなる。


湯谷温泉 ~ 鳳液泉
大浴場は男女入替制。切り替わりが21時とのこと。大浴場はまったく異なるお風呂となっている。
前半は男性が露天風呂のほう。露天風呂と民芸ひのき風呂がセットになっていて、宇連川が目前に迫る感じ。お湯はにごり湯で風情がある。室内はひのき風呂で天井から降下したパイプからお湯が注がれている。どちらもかけ流しとのこと。
後半は鳳液泉風呂。こちらのほうが脱衣所含めて広い感じ。鳳液泉とは湯谷温泉の別名的なもの。このあたりの至る所でそう呼ばれている。
大浴場はいつも人に会うことは少ないが、この旅館はよく会った。温泉はいりまくりの人が多いのかな?
湯上りの水も常時用意されていて、早い時間帯には柚子みつジュースや、近所の農家でとれた野菜がご自由に頂けるようになっていた。このときはキュウリの浅漬け。チェックインが遅かったのでほぼ品切れ状態ではあった。

夕食 ~ 日本酒のプラン
夕食はお食事処で。チェックインのときに応対してくれたスタッフの方が案内してくれた。
本日は日本酒とおつまみ付きのプラン「酒蔵を巡って選んだ季節の地酒と一口おつまみ付!地酒と季節の会席プラン」にしており、さらに別注として馬刺しをお願いしている。別注料理は公式サイトに掲載されていなかったが、予約センターにメールで問い合わせたら受けてくれるということなのでお願いした次第。グループの湯の風HAZUのホームページには別注料理の一覧があるが、予約センターから案内いただいたメニューはそちらと同じ内容だった。

日本酒は300ml瓶が一人一本で、地酒の生酒と純米大吟醸が1本ずつ。通常メニューを見ると、地元関谷醸造の蓬莱泉ラインナップがかなり豊富。プランの日本酒もここからのチョイスである。しかーし、このようなプランを選定していてもスタートはシュワシュワ爽快感が必要なのでいつも通り生ビールでスタート。日本酒2瓶で十分な量ではあったが、季節的にひやおろしも味わうべきと思い追加。
蓬莱泉 純米 生酒
蓬莱泉 純米大吟醸 美
蓬莱泉 夢筐 ひやおろし
おつまみは朴葉味噌。コンロで焼きながらつまむ形。



お料理は地元の素材を広く使っているという感じで、刺身も完全に川魚のもので出てきていた。鳳来牛は地元4件の畜産農家でしか育てられていない、4等級以上のお肉というブランド牛。たっぷり頂いた。
食前酒 自家製鳳来梅酒
先付 鮎干し揚げ もろこし豆腐 山葵 割醤油 彩り酢取り野菜
凌ぎ 冷し豆乳 カレーうどん葱笹打ち 鰹節
刺身 川魚刺身 餅湯葉 梅醤油 辛子醤油
焼物 鮎塩焼き はじかみ
台物 鳳来牛しゃぶしゃぶ紅鍋
食事 枝豆ご飯 お吸物 漬物
水菓子 完熟メロン

先付 もろこし豆腐 山葵 割醤油 彩り酢取り野菜








朝食
朝食は鮎の一夜干し、自家製のお漬物一式、こんにゃく刺身、田楽味噌的なやつ、お茶の佃煮、焼きのり、猪肉の味噌汁、ヨーグルトであった。お茶の佃煮がなかなか風味がよく、お味噌汁含めて全体的に山の趣向があるな、という印象だった。

宿周辺
宿の前はすぐに飯田線の湯谷温泉駅となっていて、かつては大きな駅舎が構えていたということだが老朽化で取り壊され、今はひっそりとした1面1線の無人駅となっていた。入り口に歓迎の大きなアーチがあり昭和的な香り。

湯谷温泉の案内図によると、宿の数も多くあるということではなく鄙びた温泉街という感じ。調べるとこの案内図のうち2軒は閉業してしまっているようだ。コロナっぽい。

湯谷温泉駅にも行ってみた。近所に温泉街もあり、秘境駅ではないが雰囲気はそんな感じ。
下りの特急伊那路も見送ったところ、乗降ゼロ。

湯の風 HAZUと宇連川散策
はづ別館に宿泊すると、同じ系列の湯の風HAZUのお風呂も楽しめる。川の対岸にあり、歩いて5分強くらい。公式サイト特典と書いてあったが、楽天トラベルのプラン案内にも書いてありようはなんでもよいのかな?
夕方いっても、朝いってもどちらでも良いとのことなので朝行ってみることに。
宿から踏切方面に南下して、踏切の手前で左折。細い小径をすすむ。

川には吊り橋がかかっており、このあたり天然記念物の馬背岩を観望できる。

橋を渡りきったところで看板に沿って右折。看板にはトカゲが。まもなく湯の風HAZU。駐車場にはたくさんの車が止まっていて盛況のようす。

ここも男女夜入れ替えがあり、朝の時間は男性は屋内のお風呂。ながい廊下を進む。朝食前ということで多くの人が入りに来ている状況。
屋内に広い湯船が2つ、外気を浴びられるテラスもある。ただ、はづ別館と異なり、こちらはかけ流しではない様子。しばらく湯を堪能して上がる。
ロビーには営業部鳥のミミズクがいる。


湯谷温泉
おみやげコーナーで多少の民芸品を買いチェックアウト。

飯田線に湯谷温泉駅があるというのは昔から知っていたから、今回そこがどんなところか知ることができた。
巨大な温泉街というわけでもなく、鄙びたという感じでもない、独特の雰囲気があったと思う。
いい天気の中、温泉街を通過して浜名湖へ向かった。

