2012.11.15
ラッセル氷河ツアー
本日も7時くらいに起床。いつも通りビュッフェに朝食を摂りに行く。この日はコペンハーゲン行きの飛行機があるということで、発着便数も多く、ラウンジは賑わっていた。すこぶる寒そうな外の景色を見ながら朝食を頂く。
この日もツアーに参加。本日の目的地はラッセル氷河である。昨日と同じベンツのウニモグであったが、ドライバー兼ガイドは別の人だった。また、デンマーク人の夫婦も参加していたので、本日は計4人のツアーである。途中までは昨日の氷床へ向かう道路を走っていったが、途中で右側にそれて初めての道を突き進む。場所によってはウニモグが1台通れるくらいの狭いところを進んでいった。途中至近距離をジャコウ牛が歩いていったりしていて、それなりに動物も居る感じであった。
そのうち、少しだけ広いスペースにウニモグが止まり、そこが最終目的地であった。目の前には氷河の先端が迫っている。氷河の色はアルゼンチンで見た青々したものではなく、全体的に白くなっている。氷河の上に雪が積もったようにも見える。流速もそれほど速くないのであろう。クラックも豪快に入っているというものでもなかった。
ウニモグからはガイド従って氷河に近づいていく。同行の夫婦の奥様のほうはクルマで待機するようだ。遠くからは分からなかったが、近くには小川が流れており、氷河から解け出した水が流れていっていた。氷河の先端まで到着すると、割れ目の中に入り込んでいく。すると、遠くからは白く見えた氷河も、透き通った氷でできているところを見ることができる。表面には氷河が岩を削り取ったときにできた、鉱物の粉末がついていた。非常に細かい固い粒子であるため、カメラのレンズには大敵である。ガイドもレンズに付けないようにしきりに注意してくれた。
氷河の近くには、広場がありヘリポートであるとのことであった。夏場はヘリコプターで来ることもできるようだ。
その後、ウニモグの近くに戻ってホットチョコレートを頂く。昨日と同じパタンだ。寒い中で飲むホットチョコレートは旨い。ガイドは写真を摂るのが趣味らしく、ひたすらニコンのカメラがいいと絶賛していた。キャノンは寒い中で使っていてシャッターが固まってしまったことがあったそうで、それ以来ニコン一筋であるようだ。オーロラについても話してくれたが、本当に激しいときは上空から轟音が響くらしい。それほどすごいもののようだ。
一息ついたところで後は帰路。帰りの車窓からもジャコウ牛の群れやレインディアを見ることができた。
今日は最終日ということで、ホテルレストランでディナーとする。メニューはあまり多くはないがレインディアとジャコウ牛は両方食べることができる。盛りつけも綺麗なものとなっており、なかなか高級感ある感じだ。
オーロラ観測最終夜
夜は最後の写真撮影ということで、少し丘の方へ上ってみることにした。防寒対策をしっかりして出発。氷河ツアーで向かったダート道を少しあるいて、街の全景が見えるところへ三脚を立てる。手持ちの温度計で測定すると気温はマイナス18.5度。はじめのうちはオーロラの出方もあまり強くなかったが、そのうちゆらゆらとしてくるオーロラが見えるようになった。いろいろカメラの設定を変えつつ写真を撮る。オーロラもいいのであるが、星も良く見える。天の川も容易に写真に写すことが可能だ。しばし観測と撮影を楽しむも、寒くて2時間が限界。最後のオーロラに名残惜しさを感じつつ部屋に戻った。
部屋に戻った後は軽くワインを飲んで就寝。
前の日↓
次の日↓