2021.08.20-21
佳松亭チェックイン
四万川ダムを見学したあと、温泉街までおりてきてチェックイン。とは言っても、宿泊する佳松亭は温泉街中心を通らずに県道からダイレクトに駐車場に向かう形となる。本館のほうは温泉街からダイレクトの模様。
玄関前に駐車場は広がっているが、バレーパーキングとなり、鍵を預けて降車。
上品な玄関をくぐってロビーへ。ドリンクとカステラをいただきつつチェックイン。
佳松亭 コンセプト客室 露天風呂付き
コロナ禍ということで、露天風呂付き客室のお部屋を予約してある。「和ふ」というお部屋。あまなうと読むらしいが、ワフとして記憶。
わりと最近の高級宿っぽく、床置きベッドと広いリビングがある。ソファー的なものはなし。
特筆はソニーのグラスサウンドスピーカーが備え付けられていたこと。特徴のある音を手持ちのブルートゥーススマホと接続して再生できるようになっていた。一般に入手可能ではあるが、かなりお高いスピーカーである。欲しくなるが優先度的にはかなり下がる。
部屋露天はやたら広くかけ流し。国民保養温泉地第1号の貫禄。
積善館 館内探検
館内は広く、積善館、本館、山荘と3つの建屋から構成されていて、館内は相当広いのと、傾斜地に建っているのでなかなかの迷路。
それもあってから、館内スタンプラリーがあり、随所の名所、主に各種のお風呂を巡って積善館への理解を深める?企画も開催されていた。
千と千尋の神隠しのモデルのひとつと言われてるトンネルは、なかなか不思議な雰囲気。
昔からあるだろう随所にある看板など、館内がアトラクション的な要素もあり面白い。看板はピクトグラム付き。いつ作られたものだろう。
元禄年間創業ということで、歴史コーナーも充実。創業以降の宿帳はじめ、様々なものが展示されている。
本館・山荘は木造建築となっており、古い湯治場の様相をよく残している。
積善館の外観と有名な赤い橋
本館の玄関から屋外へでてみると、有名な赤い橋の慶雲橋。この橋がかかる新湯川には渡り廊下もかかり対岸の建物に渡ることができるようになっていた。
わたったところは温泉街となっていて、趣のある商店、食堂、商店跡が立ち並んでいた。関越交通のバス停も程なく。
お風呂巡り
湯量豊富な四万温泉の古宿ということで、お風呂はかなり充実。
まず有名な登録有形文化財の元禄の湯。本館の玄関を入ってすぐ右手にある。浴室内に階段をへだてて脱衣所があるつくり。室内に浴槽が5か所あり、なみなみと湯が張られどんどんあふれている。壁際には蒸し風呂もある。大正時代からこういうの整備していた、というので感心する。
本館には、玄関を入って左手に行き、階段を下りたところに岩風呂もある。若干熱め。ここはあまり人に会うことがなかった。穴場なのかもしれない。
山荘には貸切風呂の「山荘の湯」がある。空いていればいつでも貸し切れるタイプ。貸切といっても浴槽が複数あり、ここもガンガンお湯があふれていた。蛇口で湯温の調整も可能。ただ、あまり薄めたくはない。
そして、佳松亭には「杜の湯」がある。ここもお湯があふれているが、近代的な造りで露天風呂も併設。
もちろん浴室内は撮影禁止だが、公式ホームぺージにはblog(というか、宣伝用)用の写真素材をおいてくれてあるという、至り尽くせり感。ここでもすべてそちらから引用。
お食事
夕食は専用の個室の食事処。コロナ禍なので安心。
一品一品が丁寧に調理されていて、完全に山のものばかりというわけでもなくおいしい。椀物の昆布は積善館の型抜き。手が込んでいる。
献立に明記されなていない、蒸し寿司の付け合せの明日葉の天ぷらもおいしい。お酒の進むよい夕食であった。
朝食も同じ食事処にて。純和風の朝食で一品一品こちらも美味しい。
チェックアウト
朝食終えると、チェックアウト間際は混み合うということで、先に精算を案内される。朝食会場からロビーへ直行し精算。精算のしるしは鍵についたぐんまちゃん。
歴史ある積善館を堪能できた一泊だった。コロナも安全だった。