「特急 鎌倉」で武蔵野南線を堪能して鎌倉周辺を観光

2024.7.14

いきさつ

梶ヶ谷貨物ターミナルを通る武蔵野南線。定期旅客列車の設定はなく、通常は貨物列車のみが走行。よく貨物列車の見物にも出かけるが、昔から臨時的な列車が走り、限られたチャンスでこの線路を走行できることを知っていた。以前は快速だったがいつぞやのダイヤ改正で特急に昇格している。いつか乗って、梶ヶ谷貨物ターミナル駅を車上から望みたいと思っていた。

団体専用列車を除き、この線路を走る唯一の旅客列車が特急 鎌倉である。武蔵野線の吉川美南という未知の領域にある駅が始発。途中停車駅もいくつかあるのだが、せっかくなので始発から終点まで乗りとおす計画をした。

前日にえきねっとで予約。グリーンは売り切れ、全席指定だったが、席は選び放題。チケットレス割でお安くなるのだが、紙の切符が欲しいということで通常料金で購入。

武蔵野線まで遠征

自宅を始発の次の列車で出発。半蔵門線から東武スカイツリーラインへ乗りとおし、新越谷駅で下車。新越谷駅前のマックで朝マック。

南越谷の指定席券売機でえきねっと発券。乗車券はえきねっとでセットで購入したもの。経由が気になったが三河島経由となった。大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例で、最安経路での計算がこれということのようだ。

7時を過ぎで人が増えてきた改札をSuicaでいったん通過。武蔵野線で吉川美南へ向かう。過去武蔵野線は1,2回のりつぶしの旅で乗ったことはあるが、ほぼほぼ周囲は覚えてなく新鮮な感じ。かつて広大かつ短命だった自動化ヤードのあった武蔵野操車場の跡地に吉川美南駅はある。下車する人は少ない。

駅前のローソンで朝ハイボールとおつまみを購入。

特急 鎌倉 乗車記

吉川美南駅に戻る。ここでえきねっと発券してもよかったか。改札を抜けると手作りの案内看板あり。乗り通しと思われるグループも何組か。

ただし発車時点で4号車は我々のグループのみ。停車中からハイボールとおつまみをあける。

途中駅の発車案内は特急としか表示されてない。よくよく考えると駅名と列車名が同じってのは間違いを誘発しそうなものだがとうだろう。

途中駅の特急案内
途中駅の発車案内

沿線の越谷・新座両貨物ターミナルをみながら快走していく。

車窓から見える貨物駅
貨物駅の脇を抜けて進む

東芝府中工場脇にも注目。3機の電気機関車がとまっていた。台湾向けの1機以外は塗装がかなり劣化していたが、定期的にお手入れ?されているよう。ここの凸型のはそもそもの経緯が伊那電気鉄道からの発注品ということで帰宅後調べて驚いた。

東芝府中工場の保存車両
東芝府中工場の保存車両。この凸型機関車は伊那電気鉄道からの発注車両とのことで驚いた・・・

しばらく武蔵野線を進み、多摩川を渡ったところで南武線を左手に見ながらトンネルへ突入。生田トンネルは10km超の長大トンネル。入ったらなかなか出ない。

南武線と分離して武蔵野貨物線へ
南武線と分離して武蔵野貨物線へ

梶ヶ谷貨物ターミナルを見学したかったので、トンネルを抜けるのをいまかいまかと待機。やがて一気に明るくなる。

生田トンネルを抜けた直後
生田トンネルを抜けた直後。横切るのは国道246号

ここで想定外。車内との気温差で、窓の外側がみるみる曇っていく。外側なのでどうしようもならない…

うっすらと停車中のEH200や仕立て中のクリーンかわさき号がみえる。明かり区間は案外長く感じられ、その後は小杉トンネルへ再び突入。

梶が谷貨物ターミナル駅のEH200
梶が谷貨物ターミナル駅のEH200。車両の外側がどんどん曇っていく
梶ヶ谷貨物ターミナル駅脇を通過中
梶ヶ谷貨物ターミナル駅脇を通過中。川崎市のプラごみを運ぶコンテナが見える

トンネルを抜けると、新鶴見信号場から新鶴見機関区。ここらへんも、よく貨物列車を見に来るから土地勘はある。

新鶴見信号場
新鶴見信号場。たくさんの貨物列車がいる
新鶴見信号場~新鶴見機関区が見える
新鶴見信号場~新鶴見機関区あたりを走行中
新鶴見機関区
新鶴見機関区

鶴見川をわたりそのまま鶴見駅へ。鶴見駅構内のホームのない一番東側の線路でしばし停車。横須賀線への転線待ち?

ここからは普通の横須賀線なのであまり興味もなく、寝ていく。

鶴見川
鶴見川を渡る

定刻に鎌倉着。

この特急乗車目当てで乗っている人たちもおおく、写真を撮ったり、回送を見送る人も多かった。

鎌倉に到着した特急鎌倉
鎌倉に到着

鎌倉大仏としらす丼

ここから鎌倉観光。とくにどこということもないので、大仏へ行く。

一旦正面口へまわり、観光案内所で地図をゲット。JR東日本の券売機で江ノ電の切符を買う。フリー乗車券はJR駅構内を通過できないらしいが、片道切符はJRの自動改札に通して通過できるようになっている。

江ノ電はインバウンドでキャパオーバーという話を聞いており戦々恐々としていたが積み残しが出るわけでもなく。

江ノ電の鎌倉駅の車止め
江ノ電の鎌倉駅の車止め
鎌倉駅に江ノ電が進入
鎌倉駅に江ノ電が進入

長谷で下車。雲行きは怪しく雨がぱらついてきた。

長谷駅を出発する江ノ電
長谷駅を出発する江ノ電

大仏まで徒歩。歩道のキャパがたりてなく、なかなか歩行者の進みが悪い。傘をさしている人も多いからなおさらぽい。でも改良の余地はあまりなさそう。

鎌倉大仏の高徳院に到着。断然インバウンドの皆様が多い。拝観料を払って境内へ。お寺に来るとお線香をお供えしたくなるので、そのようにして拝観。かつては覆堂があったといい、その礎石もあたりに置かれている。

大仏以外はさほど何かあるというわけでもないので境内をサッとあとにする。

鎌倉大仏
鎌倉大仏

お昼がまもなくなので、シラス丼を食べられるお店を探す。門前にはたくさんお店があり、どこも観光客向けの小さな店が多いためなかなか店選びが難しい。

すこし行ったり来たりしたが、そんな中の一軒へ入る。

こちらで鎌倉ビールとシラス丼をいただく。シラス丼は、生、釜揚げ、ハーフ&ハーフが選択可であった。

特製タレにゆず胡椒を溶いていただく。なかなかおいしい。結構タレできまってしまう感じもした。

鎌倉ビール
鎌倉ビール。IPAでうまい
しらす丼
しらす丼のセット。メニューは基本的にこれのみ
しらすカフェ鎌倉甚平
しらすカフェ鎌倉甚平

お店を後にして、駅へ向かうと古くからあると思われる和菓子屋さんがあり、ショーケースに「すあま」があるのが見えた。もう何年も食べてなかったが、実は大好物。実家近くの和菓子屋でよく買ってもらって食べたものだ。

ふらっと吸い込まれるように入り、2個購入。お持ち帰りして、自宅でいただいた。うまし。

和菓子の恵比寿屋
和菓子の恵比寿屋。店先から見えたすあまを購入

長谷駅でトイレに行ったりしてウダウダしつつ、再び江ノ電乗車。

長谷駅前の踏切
長谷駅前の踏切
長谷駅ですれ違い
長谷駅ですれ違う江ノ電

新江ノ島水族館へ向かうべく揺られる。海が見えてくると江ノ電感が一層増す感じ。車内もどうしようもない混雑というわけでもなく。

新江ノ島水族館

お祭り開催中の腰越駅周辺を通過し、江ノ島駅で下車。にぎわうすばな通りを抜けていく。

江ノ島駅鎌倉方
江ノ島駅鎌倉方

広い道国道134号線にでて右折。新江ノ島水族館を目指す。三連休ということでチケット売り場は大混雑。ただ、オンラインチケットも購入することができ、少しスマホを操作して無事長蛇の列をスキップして突入することができた。

境川の橋から江ノ島を望む
境川の橋から江ノ島を望む
江ノ島水族館のフグ
フグ
新江ノ島水族館の大水槽
新江ノ島水族館の大水槽
新江ノ島水族館の大水槽
大水槽を下から見上げる。イワシの群れが動いている
ダンゴウオ
ダンゴウオ。大量に同じ水槽に入れるのは反則
新江ノ島水族館のペンギンたち
ペンギンたち
新江ノ島水族館の亀
かめさん
新江ノ島水族館のイルカ
新江ノ島水族館のイルカ
新江ノ島水族館のイルカショー開演中
新江ノ島水族館のイルカショー開演中
ビーチ方面
海水浴場方面

やたら広い構内を歩き回り、くたくたになって観賞終了。

片瀬江ノ島駅
片瀬江ノ島駅停車中のEXE

オールドヒッコリー東林間店

ただで帰らずに、小田急江ノ島線の東林間のオールドヒッコリーで夕食とする。こちらはピザをはじめもろもろ美味しい。家からは遠いが何度か来ている。

オールドヒッコリー東林間店
オールドヒッコリー
オールドヒッコリーのマルゲリータ
マルゲリータ
オールドヒッコリーのオニオングラタンスープ
オニオングラタンスープ
オールドヒッコリーのグラタン
グラタン

そしてお腹がいっぱいになって、1日旅行無事終了。

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