春の南紀熊野1日目 ~ 国道168号 ~ 谷瀬の吊り橋・熊野本宮大社・那智勝浦

2025.04.04

マイル放出の旅

マイルが貯まっているので放出すべくあまり観光したことのない和歌山へ。といっても、ANAマイルのため南紀白浜空港へはむかえず関西空港に行くことに。まぁ万博開始直前の雰囲気も味わえるかもしれないということで。

バスで羽田空港へ

0715の関西行きだが、数日前に空港バスを調べていていつものルートは間に合わないことが判明している。大井町まで出てタクシーにするかなーと思って大井町まででたところ、ちょうど良いタイミングで空港バスがきた。結構並んでいたが積み残すような人数でもなかったので並んで乗車。

そして移動中に搭乗口変更のお知らせが。500番台。バスー。

羽田空港にはあっという間に到着。第2ターミナル。

羽田空港第2ターミナル車寄せ到着

SKIPサービスが終了してからANAに乗るのは初めて。荷物検査の前に自動ゲートがあって、搭乗券をかざして一人ずつ進む形。ANAアプリがQRをなかなか表示してくれてなくて若干もたついた。

出発案内板。一回撤去されたが復活したらしい。

朝ご飯をANA FESTAで買い、すこしANAラウンジへ立ち寄ってバスラウンジへ。

バスゲート。久々だなぁ

ほぼ最後にバス乗車。地上と地下道をだいぶ走行して飛行機へ。

A321。601番スポット

NH93
HND → KIX
0715 0830
05 06R
JA140A (A321neo)

飛行機はあまり混んでなかったが、出発はなんだかんだで遅れ、出発後副操縦士から結構到着遅れますすいませんアナウンスがあったものの、かなり巻いてほぼ定刻に関西空港着。

東京湾アクアライン付近を朝日が反射している
こんな弁当を買ってみた。揚げたての手羽先が食べたい。。。
関空に向けて高度を落とす。淡路島と明石海峡大橋

随所に大阪万博の広告がだされているなか通路を進み荷物をピックアップ。

京奈和道経由国道168号を南下

インバウンドの皆さんで賑わう連絡通路をテケテケ歩き、しばらく歩いたところにあるレンタカー窓口へ向かい手続き。今回、お手軽クラスの空車が無く、ワゴンタイプを予約している。若干オーバースペックだが、三菱のデリカでスタート。ナビがでかくて使いやすいが、操作方法が難しい。車はでかいが取り回しは結構ラクに感じた。

インバウンドの皆さんでにぎわう関西空港
万博用の何らかのブースは準備中
いたるところが万博仕様となっている
空港連絡橋を渡り終えたところ。公団ゴシックが随所に残っていて良い

関空連絡橋から阪和道、京奈和道経由にて。京奈和道へはいったところで分岐を間違えて下道へ下りてしまい時間ロス。

阪和道を南下していく。随所にヤマザクラが満開で、紀伊半島っぽい

紀の川沿いに東進。至る所に世界遺産の案内標識があり、かなり「官」が推していることがわかる。

京奈和道。世界遺産のご紹介と出口インターの案内

国道168号線を南下

五條インターで下り国道168号線へ。しばらく山奥に入るため、ローソンで買い物とトイレ。

ここは日本一長距離を走る路線バスがあることで有名。このさき含めて、何度かそれらしきバスとすれ違う。

山に入ってしばらくは未成線である五新線の遺構が随所にある。鉄道路線ということで、なかなか線形がよく国道のの上のほうを走っている。ただ、橋脚とかは鉄道の骨格なのだけど、ガードフェンスがついていたりで車道のようにみえるが何だろうと思って走っていたが、帰って調べると、国鉄のバス専用道としてつかわれていて、最近まで奈良交通専用道として引き継がれて利用されていたものということなるほど。現在は国道が改良されたり、五新線遺構の老朽化などで使われていないようである。

五新線の遺構

道の駅吉野道大塔で休憩。小さい道の駅だが食堂と売店あり。おみやげに吉野葛と国道ステッカーを購入。

道の駅吉野道大塔。フォントのセンスがよい(笑)

さらに南下。国道はかなり改良されていているが、ほぼほぼ旧道沿いに集落があったりで新旧の道が並行しているるところが多い。ただ旧道経由はとてつもない時間がかかると思われる。

谷瀬の吊り橋

次に目指すのは十津川村の谷瀬の吊り橋である。旅行のルートを検討しているときにGoogle Mapで見かけてとても気になっていた。

道路標識にもたくさん登場。

世界遺産登録地の案内は抜かりない
かなり意思をもって案内標識を設置している

基本2車線だが、十津川村に入ってからはしばらく1.5車線区間となり、かつての酷道の名残を感じられる。我々の前に2台の観光バスが行ったのでその後をコバンザメのようについて行き難なく通過。

1.5車線区間。交通量は少なくない
最長路線バスとすれ違い。大和八木駅行き

今回の目的地の一つ目の谷瀬の吊り橋は、国道にはずいぶん前から案内標識があり、迷うことはない。前を走ってた観光バスも同じ方向に曲がっていった。

事前にストリートビューで調べておいたとおり村営の駐車場があることがわかっていたのでそこに入れる。バスも入り口に2台止められるようになっている。1台800円。平日ということもあり駐車場は空いていたいし、営業中の店もないのでこの吊り橋がらみでお金を落とせるところは駐車場しかない・・・。山際に駐車して、案内のおじさんに駐車料を支払い。小銭がなかったがおつりはいただけた。

観光バスは京都の専門学校の団体で、お弁当休憩のようだった。若者がたくさん降りてきた。

我々も吊り橋へ。

この吊り橋、いまは観光用に開放されているが、対岸の集落とを結ぶ貴重な生活のための路線、村道。徒歩だけだはなく地元の方々は自転車やバイクでも通行できるとのことだった。しばらく前までは小学校の通学路にもなっていたとか。1年生とか一人で渡れていたのかとか、いろいろ考えるがそういうのもひっくるめてその土地土地の暮らし。案外小さい頃からの生活路線でこれが普通だったということかも。

谷瀬の吊り橋。左岸側より望む
橋梁銘板。昭和29年3月完成。このメーカーは現在も橋梁メーカとして活躍中

そしていざ渡ってみると、これがこれがすごく高くてゆれるゆれる。踏み板の両脇は金網となっていて下は透けるし、踏み板はきしむしで結構なスリル感。でも折角来たので前へ進む。自分的には踏板が割れるのが一番の恐怖。

景色は相当素晴らしい。

専門学校のお兄さんお姉さんたちは走って対岸へ向かうなか、恐る恐る渡り、中間点を過ぎたあたりではかなり余裕になって対岸へ到着。対岸にも売店があったが平日ともあり本日はお休み。ここから集落までは300mほどあると看板があった。

渡橋の注意書き。五、が消されているが、過去のストリートビューによると、通学路なので云々の一文があった模様
吊り橋袂から集落方面を望む

いろいろな興味深い看板や銘板を撮影したりして折り返す。帰りは風が強く出てきて、もちろん吊り橋なので遮るものがなく、結構あおられてこれまた恐怖。

吊り橋中央部分から左岸側を望む

でも人も少なくて、山奥の吊り橋をじっくり堪能できた。

渡り終えた集落の上野地郵便局で、久々の郵便貯金。宝の印であった。

郵便局で近所のそば屋をおすすめいただき、そちらへ向かう。

蕎麦甘味風庵

蕎麦甘味処風庵の場所は国道沿いですぐにわかったが、駐車場が満車で右往左往する。

でもそのうち空き、店内へ。お客さんたくさんいたが、店内は広々。おそば、うどんともにラインナップは豊富。日本酒のラインナップも豊富で、そば屋飲みも楽しめそう。

おそばのセット、風庵定食は近所(といっても結構離れているが)の豆腐店の厚揚げが付け合わされている豪華なもの。それぞれがおいしい。

蕎麦甘味風庵
風庵定食

満足して退店し、さらに南下。

快適な国道168号

十津川村中心部を通っていく。道がよいせいで思ったより山奥という感じはしない。質のよい温泉地が多くあり、なかなか魅力的な場所。

至る所サクラが満開
十津川村役場付近

中心部を過ぎると、巨大な高架橋や長いトンネルでかなり良い線形。快適に進める。

大峯奥駈道は名前がカッコイイが、上級者向けのよう
きれいな渓谷の風景

途中、最長距離バスに追いつき、広いところで道を譲ってくれた。

道を譲ってくれる最長路線バス
この線形は高速道路のようだ

世界遺産 熊野本宮大社

次は、世界遺産の熊野本宮大社世界遺産センターの駐車場に停める。トレッキングの外国人がものすごく多い。

世界遺産センター
桜の季節。世界遺産センターより

トイレがてらセンターを見学。熊野三山をはじめとした説明や、かつての熊野古道の賑わいを再現した模型など興味深い。

世界遺産登録証のレプリカもあった。たくさん世界遺産へ行ったけどこの展示をみるのは初めて。

世界遺産登録証のレプリカ

バスの路線網とその案内もかなり充実しており、観光客の取り込みという点では万全。

とっても親切でわかりやすいバスの運行情報案内。いろいろな所にかなりの本数が出ている

センターを後にして、大社へ行ってみる。すると道の脇に本宮郵便局を発見。貯金。ここも宝。

本宮郵便局

本宮大社の大きな鳥居をくぐり、長い階段を上がる。

熊野本宮大社鳥居

国内外から多くの参拝者。神門内は写真撮影は許可されていたが、SNSやブログへの投稿はご遠慮くださいとあったので、ここへの掲載もそれに習う。

サッカーで有名な八咫烏も随所に。

多くののぼりのたつ境内

帰り際、階段の上から眺める参道も素晴らしい景色。参道脇に瑞鳳殿という建物があり、和洋のカフェが何店か入っていたので、cafe almaに立ち寄り自家焙煎してコーヒー(熊野ブレンド)をテイクアウト。熊野はちみつを使ったくまみつカステラも美味しそうだったので購入。コーヒーは香ばしく本日一杯目ということもありとてもおいしい。

参道を上側から

駐車場に戻り再出発。明治22年まで社殿のあった場所に建つ大鳥居を左側に眺める。ここまで歩いて行くこともできるが今回は見送り。

旧社地大斎原に建つ大鳥居

その後は、さらに熊野川沿いに新宮市まで南下。新宮市で眠くなってきたのでローソンでガムを購入。国道42号から那智勝浦新宮道路へ。快適道路にて今夜の宿、南紀勝浦温泉のホテル浦島へ。

那智勝浦インターで下りる
インター前の交差点にわかりやすい看板

↓この日の宿泊

南紀勝浦温泉 ホテル浦島 宿泊記~ 超巨大旅館と温泉 ~ 春の南紀1泊目
南紀勝浦温泉の超有名旅館「ホテル浦島」へ宿泊。巨大旅館ならではの施設と、巨大旅館なのに豊富な湯量で源泉かけ流し。お料理もおいしく大満足。

↓翌日

春の南紀2日目 ~ 熊野那智大社、橋杭岩、串本海中公園 ~ 国道42号
南紀旅行2日目は、熊野那智大社、青岸渡寺を参拝して、那智の滝を見物。国道42号に沿って、橋杭岩、串本海中公園を見学しつつ南紀白浜温泉へ。
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