2025.4.4-5
巨大旅館の駐車場と専用送迎船 浦島丸からのチェックイン
那智勝浦新宮道の那智勝浦ICを下りると交差点にホテル浦島のでかい看板があるのでそれに従って右折。道なり。巨大なホテル浦島の駐車場に到着。たくさんの誘導のおじさんがいるのでそれに従って駐車。
ただし、ここでトイレに行きたかったが、トイレは入口すぐの建物にしかないので車を止めた場所からの往復は大変。要注意。
ここからホテルまでは大量のマイクロバスでピストン輸送。ただ、今回2泊分の巨大スーツケースで行ったので、マイクロバスへの積み込みは大変だった。一人掛け席をスーツケースで占領させていただく。

ホテルまではマイクロバスで直行もできるのだが、途中で下りて、カメさんの船で向かうこともできる。これはもう完全に演出であるが、たくさん降りている人がいた。

バスは長大なトンネルを抜け、とてもマイクロバスが走ることを想定していないようなウネウネの裏道を通り、裏口へ到着。

到着は16時過ぎで、チェックインの列は長くなっていたが、9ブースくらい空いていてどんどんさばけていった。さすが巨大ホテルだ・・・。いろいろな国の人たちがチェックインしていた。
本日は山上館を予約してあるので、鍵を受け取るが山上館のフロントにもよってくださいと言われる。
山上館と長距離エスカレーター「スペースウォーカー」
山上館のフロントを目指す。山上館はその名の通り山上にある。昔はケーブルカーが通っていたそうだがその跡地に長大エスカレーター「スペースウォーカー」が設置されていて、このホテルの名物になっている。
途中踊り場があり、ソファーも設置されていたりしてとても面白い。

山上館フロントで、山上館専用のお風呂のカードキーを受け取る。アメニティー類もこちらで受け取れる。
便宜上だとは思うが、山上館は32階から36階。今回のお部屋は34階となった。

お部屋に到着。スタンダード和室。太平洋側のお部屋。山上館のお風呂が勝浦側であるのでこちらにしたが、勝浦側の眺望も素晴らしいのでなかなか迷うところ。お値段は同じだった。山の上なのでどちらも眺望は良いはず。
お部屋には冷蔵庫、広縁は掘りごたつ。





なお、廊下の随所にもソファーが配置されており、きれいな勝浦のリアス海岸をいろいろな角度からゆっくりと眺められるようになっていた。
山上館 会席レストラン
ホテル浦島の夕食はビュッフェスタイルで有名であるが、会席料理のプランもある。公式サイトでは会席料理の案内は控えめであり、どうかなー、と思っていたが、結果としては結構ボリュームもありおいしく満足が行くものであった。応対してくれた仲居さんもかなりフレンドリーでかつ気を利かせていただいてとてもありがたかった。
会場はビュッフェのお隣で大きい部屋2部屋。我々が通されたのは畳敷きの大広間にテーブルが置かれたところ。もう1組は企業の接待系の宴会っぽかった。
食前酒 紀州梅酒
前菜 季節の小鉢 ローストビーフ
椀物 蛤の清汁仕立て
お造り 勝浦産生鮪含む盛り合わせ あしらい一式
小鍋 熊野牛のしゃぶしゃぶ 山椒ポン酢
凌ぎ 鮪のにぎり寿司
揚げ物 天婦羅
焼き物 鮑の陶板焼き
焚合せ 筍の若竹煮
お食事 白米 味噌汁 漬物
水菓子 季節の果物盛り合せ
熊野牛のしゃぶしゃぶは山椒の効いたポン酢でこれが初めての味わいで特によかった。鮪がうまいのは当然。鮑も久々に食べたなー。デザートのプリンは、ビュッフェだと食べ放題。









お飲み物メニューも、和歌山県のフルーツのお酒や、ビールは四大メーカ全部そろっていて、日本酒のラインナップもよく流石だという感じ。
山上館 朝食ビュッフェ
朝食はいずれにしてもビュッフェ。山上館32階のグリーンヒルというレストラン。席に到着すると、小さな箱に海苔と梅干しと鮪煮がセットされている。梅干しは個包装されていて、ここで食べてもいいしお持ち帰りしてもよい仕様。梅干しは好き嫌いが極端にあるからな・・・。

お豆腐に添えるのは鮪節。いいねー。

何故か地中海香るオリーブオイルドレッシング。ついこれをかけてしまったが。

ひものも3種類。かますは旨かったが、断トツ食べにくい。小骨が・・・。

梅干しも2種類。塩漬けのほうは、全く遊びのない純梅干し。このほか漬けマグロもありお茶漬けにすることもできた。おかゆがあるのもポイント高し。

コーヒーはテイクアウト用の紙コップが置いてあり部屋に持ち帰ることができる。このサービスたまにあるけど大好き。
回りきれない温泉
ホテル浦島といえば温泉。巨大ホテルだけあってお風呂の数もたくさんありそれぞれが広いがすべて源泉掛け流しで恐るべし。
しかも、各お風呂にスタンプがあり、チェックインのときに受け取るスタンプ帳にそのスタンプを3か所以上押すと、チェックアウトのときにプレゼントがもらえるというサービスも!面白い。
タオル類は、部屋から持って行くスタイルであるが、山上館フロントへ行くといつでも交換してもらえるとのことであった。
チェックイン直後、ハマユウの湯と、このホテルのアイコニック温泉「忘帰洞」へ入る。忘帰洞は夜に男女入れ替えがあるので明るいうちに入っておく必要がある。滝の湯はこぢんまりしていたが、それでも普通の温泉旅館の大浴場サイズはある。途中でスタッフがやってきて湯温の確認をしていた。43度とのこと。忘帰洞はやたら広く、広い湯船がたくさんある。入り口の前から硫黄臭がプンプン。

食後には玄武洞と磯の湯へ入る。玄武洞は忘帰洞より一回り小さいものの、海に近くなかなか。ちょっと混んでいた。磯の湯は二つの湯船があり、異なる源泉が注がれて方や濁り、方や透明という源泉の豊富さを見せつけられる感じ。
温泉分析書によると、磯ノ湯1号泉と磯ノ湯5号泉であった。泉質はどちらも含硫黄ナトリウムカルシウム塩化物温泉でPhは7.4と8.1。濁り方の差異が何に起因するのか不思議なことだ。陽イオン、陰イオンの合計に差があったからそういうのに起因しているのか?よくわからん。


山上館の遙峰の湯はものすごく広いということではないが勝浦の町が一望できて眺望が素晴らしい。

館内に源泉があり、注連縄がかけられていた。このホテルには源泉が10本あるそうで、各浴場の成分表をみると各泉源を混合しているものが多かった。管理も大変そうだ。。


巨大お楽しみ設備
巨大ホテルだけあって、いろいろな設備もある。かつては団体客向けということであった名残だが、現在でも賑わっているようだった。
なぎさ館と日昇館の分岐点付近にはゲームコーナーがある。ここはかなりレトロなゲームが現役で稼働しており皆さん楽しんでいる様子。

懐かしのスマートボールのゲームがありトライしたところ、一発で景品をゲットしご満悦。

公衆電話跡地には血圧計が。

カラオケーバーも営業中。こちらは団体向けか。

カラオケボックスもあり、ボックスからは盛り上がっている様子も漏れ聞こえてきた。

館内設備・売店・レストラン
そのほか、有名なローソン ホテル浦島店。ここにはお土産物がとても充実している一方、普通のローソンと同様に、おにぎりお弁当、コーヒー、からあげクンなど取りそろっていてとても不思議な空間だった。お酒も充実していて、ここで地酒「太平洋」のワンカップを購入し部屋で楽しんだ。

フードホールもあり、朝食やランチを提供している。朝食はメニュー1種類のみであるが、バスの運転手さんらしき方々が朝食事されていた。なるほど、そういう需要なんだなと感心した。

マッサージコーナーもあり。

ホテルのレストランとは別に居酒屋が2軒入っている。これまた賑わっていて、夕食なしプランにしてこちらで食事という玄人的な使い方もあるようだ。メニューもマグロやクジラをはじめとして、地の物を取りそろえている様子。

昼間時間帯はカメさん船は運航していないので、観光桟橋までシャトルバスで行けるようだ。

使わなかったが、コインランドリーも潤沢にある。

ローソンで事足りるが、自動販売機も随所に。お酒、アイス、カップラーメンなど。



ホテルからの景勝
このホテルは温泉もよいけど眺めも素晴らしい。
朝日と夕日。

リアス海岸。

勝浦の町並み。


チェックアウトと駐車場送迎
チェックアウトは10時。帰りもカメさん船は運航しているが、観光桟橋で降りた後の足はなく、駐車場に戻る場合は一律バスに乗車しなければならない。
バスは頻発しているので待つことは無い。宿裏手の道をウネウネと進み、専用トンネルを通過し(トンネルの中央には交差点もある)駐車場へと向かう。



止まってくるまも結構あったが、そもそも駐車場が広大すぎるのでそう感じるだけかもしれない。
次の目的地、青岸渡寺へ出発した。
↓宿泊到着日

↓宿泊出発日
