2009.02.28
旅行のいきさつ
東北に在住ののり氏から連絡があり、温泉に行きたいとのこと。自分の希望の龍泉洞と温泉とのり氏の希望の松島を加え、だり氏も含めて3人で行くことになった。計画の途中、九州在住の一人も参加すると言う話もあったが、仕事の都合とあまりの遠さに参加を断念。結局3人での旅行となるよう話が進む。
ところが、もともと都合が悪くて参加できないと言っていたcarisが前日になって突然予定があいたと参加を希望し「起きられたら」という条件付きだったものの無事起床、最終的には4人での珍道中となった。
東北は岩手へ
東京発は0604の新幹線。しかし地下鉄の本数がかなり少ないため4時に起床し0450ころ家を出る。辺りはまだ真っ暗である。だり氏とcarisとメールをやりとりしながら東京駅までの時間を過ごす。東京駅の上越新幹線はスキー客でごった返していたが、東北へ向かうやまびこは至って平穏。0549に新幹線が入線してきたが、かなり余裕をもって自由席に座席を確保した。。座って朝食の駅弁を広げていると、だり氏がやってきて、その後carisも無事到着。
東北まではくだらない話やアンテナ談義で盛り上がり、朝が早かったにも関わらず一ノ関まで一睡もできず。本日の旅程を説明しようとガイドブックを探すもあっさり家に忘れてきたことが判明。仕方なく東北で買い直すことにした。どうせ、2日目に行く松島のガイドブックも無いことだし。一ノ関に到着後、宿に電話して無理をいって一人追加してもらい、駅レンタカーをチェックアウトして、まずは盛岡へと向かう。盛岡へもそこそこの距離があるが、だり氏の運転で進む。後部座席ではcarisが爆睡。途中で開店したばかりのセブンイレブンで無事るるぶの岩手版をゲットし、ひたすら北上を続ける。
のり氏は盛岡駅でピックアップすることになっており、余りの距離の遠さに、のり氏を相当待たせることになるかもと危惧していたが、無事のり氏の到着時刻までに到着。若干のり氏の到着時刻まで時間があったため、近所のイオンに入って休憩。ここで、明日訪問予定の平泉のガイドブックを調達した。そのうち、のり氏から到着の連絡が来たため再び盛岡駅へ向かう。
観光開始
のり氏にはcarisの参加を伝えていなかったため幾分驚いたようで大成功。まずはガイドブックに載っていた盛岡冷麺を食べに行くことにする。店はすぐに見つかり、駐車場にもなんとか入れることができたので、そのまま店へ。すると、冷麺ではなく焼肉定食が余りにもうまそうだったのでのり氏以外の3人は焼肉を注文することに。冷麺は大盛りを1個注文し、 シェアすることとした。焼肉がメインになってしまったがまぁいいことにする。焼肉のたれが独特でかなりうまくて大満足。
焼肉を満喫した我々は次は龍泉洞へと向かう。龍泉洞へいくことは伝えていたが盛岡から2時間かかることを伝えると大ブーイングが起きる。でも気にせず龍泉洞へ車を向かわせる。道にはまだ雪が残っていて、昼間の暖かさで溶けている。夜には凍りそうだ。途中の湖では氷上でわかさぎ釣りをしているのが見えた。
天然記念物龍泉洞
何の面白みもない道を進んでいったが、峠越えはトンネルが出来ており、交通上の支障は何もない。ナビはトンネル開通以前の地図情報をもっているため、冬季通行止の情報を基に相当な大回りを指定してきたため、ナビの予想時刻を大幅に上回る速さで龍泉洞に到着した。予想より相当ひっそりとした感じで、もっと観光バスがわっさといるかと思いきや、それほどでもなく、数える程度の観光客がいるのみ。やはりシーズンオフだからか。早速車を停めて見学。
外気温が2.3度、洞内温度が5.1度とのこと。なかなか洞内は狭かったが、水深が相当あり、写真で見たように透明で青い水が溜まっていて吸い込まれそうで非常に怖い。でも、石筍や石柱はいたるところに見られとても鍾乳洞らしかった。また、洞内はかなり高さもあるようで急な階段でアップダウンがあってとてもスリルのあるものだった。同行の皆さんも口には出さないが満足しているようだ。
道を挟んだ、新洞の博物館も一通り見学し本日の宿へと向かう。といっても、来た道をまた2時間走り、高速で石巻市へ向かわなければならない。途中で疲れただり氏と運転を交代し、盛岡北ICから石巻ICへ東北道を南下。このあたりはいくつか温泉があるが、いつものとおり「源泉かけ流し」の宿で決めてある。お値段は最近泊まった温泉宿の中では安め。
温泉を満喫
夕食は19時からとし、まずは温泉へ行く。旅館の規模の割には結構大きな湯船があり、かけ流しの熱いお湯が流れていて非常に気持ちがよい。露天風呂は温度がぬるめであったが、これはこれで長く浸かっていられそうだ。余り時間もなかったので、後からゆっくり入ろうということで、夕食へ。
夕食も一通りの懐石御膳という形になっており、ビールで乾杯してから食す。椎茸があったのはいただけなかったが、そのほかは概してマル。のり氏差し入れの日本酒も飲みつつその後布団がしかれたのでそのまま寝てしまった。
2008.03.01
・・・
起きたら1時を回っていた。
折角かけ流しでかつ24時間浸かり放題の宿に泊まっているのに風呂に入るのが夜と朝だけではもったいないということで、ゴソゴソと風呂へと向かう。案の定、自分だけの貸切だ。
露天風呂のぬるさはまだ継続していたので、空の星を見ながらゆっくりと何も考えずに贅沢に温泉を楽しんだ。何も考えずにというのはウソで、仕事のことやら今後のことなどいろいろと考えてしまう。
満足だ。と思ったときには1時間が経過していた。そのまま部屋に戻り布団にもぐって休み、次に起きたのは6時。carisを起こして風呂へと向かう。6時ともなると、他にも湯船に浸かっている方々が多し。朝は室内の熱いほうにつかって目を覚ます。
朝食は2階の朝食会場。かなり混んでいてスタッフが回っていなかった感じだったが、さくさくと朝食をいただく。部屋に戻ってだり氏とのり氏が風呂に行ったりするのを待つ。
旅館の部屋から見える基地局数種類でアンテナ談義に再度花を咲かせ、9時ころ出発。今日の予定は、世界遺産に登録され損ねた中尊寺と、のり氏の希望で日本三景のひとつ松島へと向かうことになっている。
中尊寺金色堂を見る
運転はcaris。高速経由で中尊寺へと向かう。道は至って順調で、あっという間に中尊寺に到着してしまう。中尊寺では弁慶をみてその後参詣に向かう。参道の坂が凍っていて、雪のある上は結構歩きにくい。まぁ、普通に雪がどけられたところを歩けばいいわけだが。中尊寺といえば、金色堂が余りにも有名だが、我々はきちんと本堂でおまいりを済ませて金色堂へと向かった。宝物堂で特別展をやっていたのでそちらも見学し、なぜか懐かしい、瓶ジュースの自動販売機を発見してクソ寒い中コーラを飲む我々。
金色堂の覆堂の中は撮影禁止であったが、金色堂がどんなものかを確認することができてよかった。正直なところ、余りにも金色すぎでありがたみが沸かない。古いお寺のほうがありがたみが感じられるのはどうしてか。古いお寺も創建当時はきれいな色彩が施されていたものも多いのに。。。
その後、松尾芭蕉の像とお決まりの記念撮影をしているだり氏を冷ややかに見ながら金色堂の見学は終了。carisはだり氏の口車に踊らされて、凍った池に乗ろうとしてそのまま右足をドボンしていて腹が痛くなるまで笑った後、一ノ関駅へと戻る。
ここから新幹線で一駅、仙台へと向かい、松島の見学へと向かうのだ。一ノ関でレンタカーをチェックインした後、駅構内の売店で、もやや恒例となっているcarisにアイスをおごってやり、アルコールを買い込んで新幹線ホームへと向かう。
日本三景 松島
疲れてはいたが、新幹線の中でビールを飲んで回復し、そのまま仙台に到着し仙石線へのる。車内は混雑していて座れなかったが、記憶にも残らないようなアホ話をしているうちに、松島海岸駅に到着した。まずはこれまたガイドブックに掲載されている店へいって昼食をとることとした。
自分は牛タンとカキフライ、焼牡蠣がセットになった松島定食(?)とグラスビール、それぞれ思い思いに生牡蠣などを注文し、楽しい昼食のひとときとなった。
そして、松島を周遊する遊覧船に乗船しようとするも、チケットを買ったところまだ出航には時間があったため、近くにある瑞巌寺を訪問することとなった。拝観料を払っておくまで行く時間はなかったため、その手前の岩に彫られた多くの石仏を見学。なにやら崩れそうな危険もあるらしく、立ち入り禁止区域が物々しかったが、昔の信仰心の深さを感じさせる史跡で大変興味深かった。
乗船時間になったので港へ向かい、乗船するも、1階席は大変な混雑。迷わずに2階の高級席へ上ることとなった。600円の追加料金ではあるが、学生時代ではおそらく選択しなかったはず。時の流れを感じる。
いよいよ出航し、出航とともにcarisがかもめのえさ(=かっぱえびせん)を購入していた。そもそも、塩気のあるものをガンガンかもめに与えて良いのか良くわからないが、いずれにしても松島の名物である。かもめも一生懸命にえさをもらおうと船に併走してくるのであった。
景勝松島は、島が多くあり、なかなかの眺めであった。昔ながらの風景紹介アナウンスとともに船は走っていく。驚いたのは、松島の橋が架かっていない島にも人が住んでいることである。おそらく、自家用船を所有して、本土との行き来をしているのだろうが驚くばかりである。
そんなこんなで遊覧船の旅も終了し、駅に戻る途中の売店で、焼き貝などをほおばる。
しばし列車を待った後、再度JR仙石線にて仙台へ戻る。仙台では牛タンを食べることにしており、ある程度ガイドブックであたりをつけておいたのだが、なんと掲載されていた店が移転改築ということでシャッターが降りていた。
その他にも、牛タンダイニングとか怪しげな店に入るという意見もあったが、やっぱり正統派の牛タンやさんに行くということで、仙台駅構内の牛タン横丁の有名店にて牛タン大盛りセットとビールで乾杯。
その後、新幹線で爆睡して東京へ向かったのであった。
やはりcarisが参加する旅行は珍道中となって面白い。