天草ドライブ&温泉(2007.12.15-16)

2007.12.15

はじめに

12月 2回目の旅行は天草にした。案外東京の人に天草と言っても知らないことが多い。実際、自分も熊本県は初上陸である。楽天トラベルでいくつか温泉宿を当たったのだが、天草下田温泉のある宿が目を引いた。料理も海鮮中心で旨そうだし、温泉は自家源泉の完全掛け流しである。松田忠徳氏の著書を多く読んだせいで、「循環している温泉、塩素殺菌している温泉」に精神的に相当違和感を覚えるようになってしまっている身体にはもってこい。

◇◇

羽田までの行程は一週間前とほぼ同じだ。あまり意識はしていなかったが、羽田までの京急は同じ電車に乗っていた。

羽田からは初めての2タミ南ウイングからの出発である。南ウイング専用荷物検査もあるのだが、混雑しているようなアナウンスが有ったため普通に真ん中の荷物検査から進入。また、新設のラウンジにも入ってみたが結構狭かった。とはいえ、土曜なのでガラガラではあったが。広島の旅行記の編集をしつつ時間をつぶす。目前には、今日の熊本行きの飛行機となるであろうB767がトーイングされて入ってきた。そのうち時間になったので搭乗して出発。

羽田空港第1ターミナル南ウイング
南ウイングはこんな感じ。基本的に北ウイングと変わんない。
JA8674
窓の外を撮ってみる。どこを飛んでいるのかはわからない。

熊本空港に到着後、レンタカーをチェックアウトして天草方面へと向かう。熊本市内で少し混雑があったが、ほとんど影響もなく天草方面へ。ほとんどカーナビに頼っていたためどこを走っているのかあまり分からず。途中、九州新幹線を建設中であった。

適度に車を止められるところに立ち寄り写真を撮りつつ進む。

網田海岸公園
網田海岸公園の風景。
道の駅宇土マリーナ
道の駅宇土マリーナ。

道の駅宇土マリーナは、新鮮そうな海産物をたくさん扱っていて地元の方々と思われる客がたくさん立ち寄っていた。レストランにも寄りたかったが、満席のため断念。

三角西港
三角西港。

明治20年開港の三角西港。当時の最先端の技術で作られた港である。バスで来た団体がいたりしてまぁまぁの賑わい。歴史を感じさせる建物もチラホラ。

三角港

その後、いよいよ1号橋を渡って島へと入る。途中のビジターセンターに立ち寄って、館長の方からおすすめスポットを教えてもらう。

ビジターセンターの裏手
ビジターセンターの裏手からの景色。

おすすめスポットとは、天草上島に入ってすぐの千巌山であるとのこと。通り道であるし、早速行ってみると、広大な駐車場に…誰もいない。。。さらに頂上までは少し歩いていく必要があるようだ。まぁ、少しは運動をと思って、山道を歩いていくとやがて頂上に到着。そこには素晴らしい景色が広がっていた…!

千巌山からの景色
千巌山からの景色。ほぼ270度に多島海が見渡せる。

さすがの雲仙天草国立公園。しばし景色を堪能したあとは、天草上島の南側を回り込むR266を走っていく。道は基本2車線であるが、ところどころ狭いところもある。それでもかなり改良が施されているようだ。その後、本渡の両側ループの橋を渡り、携帯の電池が切れたので、ベスト電器へ立ち寄り、シガーソケットの充電器を買っていく。これでDashも安心。

時間的にも十分なため、天草下島の南の街、牛深市街へと向かう。何故かここには、牛深ハイヤ大橋という相当でかい橋が架かっているのだ。確かに豪快で美しい橋ではあるのだが、そもそも公共事業とはなんぞやということを考えざるを得ないものであった。まぁ、よそ者がどうこう言うことでは無いのであるが。

牛深ハイヤ大橋
牛深ハイヤ大橋。橋の上には交差点まである。海上のループがあるがなかなか怖い。

このあとは、ある程度キリシタンの史跡が多くあるところだが、チェックインの時間も気になりだしてきたので、大江天主堂だけ立ち寄ることにする。羊角湾を回り込むような形でR389へと入る。しばらく走ると大江天主堂の看板があり、そちら方向へ行くと丘の上に建つ白い教会が現れた。非常に絵になる景色である。クリスマスの装飾も施されていた。周囲には墓地もあり、地域に溶け込んだ教会であると感じる。

大江天主堂
大江天主堂。

その後は宿へひとっ走り。天草下田温泉に本日の宿をとった。

天草下田温泉の温泉神社
クリスマスの電飾が施された温泉神社。

チェックインすると、早速お目当てのお風呂へ。泉質は弱アルカリ性の単純泉。たっぷりのお湯が湯船からこぼれ落ちるのを見てとても贅沢な気分になる。小さいながらも露天もあり、温泉の吹き出し口が底部につけられていて、循環する構造になっているのには感心。素晴らしいお湯であった。

その後夕食。魚の煮付けやらウチワエビやら刺身やらでとてもボリュームがあり旨かった。ビールと日本酒が良く進んだ。刺身は皮のコリコリした魚があり、名前も説明してくれたのだが、その後の日本酒のおかげで忘れた。さすが刺身はうまかった。ちなみに、予約時に「しいたけが嫌いです」とわがままを言ったところ、本来しいたけであるらしいところが、エリンギとシメジに変わっていた。こういう細かいサービスがまたいい。ちなみに肉料理は全く無かったのだが、希望すれば組み込んでくれることもできるらしい。ただ、ここに来てそこまでするかっていう気もするが。

天草下田温泉 泉屋旅館の夕食
夕食(このあと右下の空白部分にもなにか来た。)

2007.12.16

翌朝も温泉にどっぷりとつかり、ボリュームたっぷりの朝食を頂く。そして9時頃出発。

天草下田温泉の朝
朝の温泉街。
天草下田温泉の温泉神社の朝
朝の温泉神社。
天草下田温泉の温泉神社の手水
手水は温泉。鷺はこの温泉を見つけたのが鷺というのに由来。
天草下田温泉の温泉スタンド
近所には温泉スタンドが。猫にお金を払って使うことになっている。

R389を北上する。道も広いし海は綺麗だし快適。

九州電力苓北火力発電所
九州電力苓北火力発電所。この発電所のおかげで地元苓北町は合併を選択しなかったらしい。

はじめはスルーしようと思っていたのだが、やっぱり気になったので富岡城趾へ立ち寄ることに。

富岡城址からの砂嘴
富岡城趾から砂嘴を眺める。
富岡城址

駆け足で城趾見学をしたあとは、R324にて本渡方面へ。

島原半島
島原半島が望める。

本渡には、天草市立天草切支丹館があるが、あいにく工事改修中で、天草市立本渡歴史民俗資料館の1階を間借りした形で展示してある。「隠れキリシタン」の展示は非常に興味深い。中学校だかの歴史資料集のころから非常に気になっていたものだ。海岸の砂の中に埋もれるように隠してあったり、仏間と見せかけて実はマリア像だったりと信仰の強さを感じる。

歴史民俗資料館の方は、これはどこも同じような展示物である。ぶっちゃけ、一週間前の宮島の歴史民俗資料館と同じようなものだ。。。やはりこの地域の特徴である、キリスト教文化に関する展示のインパクトが強い。

天草市立歴史民俗資料館
天草市立歴史民俗資料館。

あとはほぼ消化試合。R324、R266経由で熊本空港へ向かえば良いだけだ。

途中、道の駅有明リップルランドで休憩&昼食。

道の駅有明リップルランド
道の駅有明リップルランド。
たこ飯うどんセット
たこ飯うどんセット。

途中からは雲仙普賢岳の対岸も通る。対岸からもはっきりと噴火の痕跡が見えた。

雲仙普賢岳
雲仙普賢岳。

熊本空港近くへきたものの、ガソリンスタンドを探して右往左往して何とかレンタカーチェックイン。

熊本空港の出発案内
ANA646で東京へ。スーパーシートは快適。

無事東京着であった。

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