滋賀・琵琶湖・比叡山 1日目(2023.11.3-4)

2023.11.03

まえがき

大変失礼ながら、滋賀県には琵琶湖があるくらいしかわかっていなかったので、今回の目的地とすることにした。新幹線が最も便利であるはずだし、宿泊とセットにしたほうがリーズナブルなはずなので、JR東海ツアーズのEX旅パックで1か月ほどまえから予約をしておいた。

行きの新幹線は3連休の初日。予約時点では座席指定は富士山側はほぼ埋まっていて取れなかったが、海側は号車を選べばまだ選択可能な状態ではあった。1週間前を切ると選ぶことは難しい状況。

早朝新幹線で米原へ

新横浜(07:09)→のぞみ7号→名古屋(08:25) N700S 16両
名古屋(08:43)→こだま767号→米原(09:10) N700A 16両

あまり深く考えずに新幹線を予約したが、自宅を出発するのが6時前となり眠たい目をこすりながら横浜市営地下鉄で新横浜まで移動。朝食などを調達したが、若干時間を持て余し気味。このあたり難しい。

座席は満席との看板が立っていた。指定席券売機はほぼガラガラ。送られてきたQRコードを読み取って切符化する。

新横浜駅の満席案内
3連休の初日は新幹線指定席満席

東海道新幹線から車内販売が廃止されて初めての乗車となったが、すでに駅にはスジャータのアイスクリームの自動販売機とコーヒーの自動販売機が稼働を開始していた。コーヒーのフレーバーは「ドクターイエロー」「のぞみ」「ひかり」「こだま」と分かりやすいんだか分かりにくいんだかよくわからないラインナップとなっていた。でも買いたい気分にはなるが、荷物が多く、手がふさがっているととちょっと買えない。

そんなこんなで数本見送った後、のぞみ7号が入線。

新横浜東京方からのN700S
乗車するN700Sが入線

N700Sの車内は満席。

乗車後、すぐに駅弁を広げて食べる。

牛ステーキの寿司弁当
牛ステーキの寿司弁当

海側席だったため富士山は観にくい状況ではあったが、久々ののぞみ乗車を堪能しながら名古屋着。ここでこだまに乗り換え。

名古屋駅14番線に入線するこだま
乗車するこだまが入線

のぞみに比べるとこだまの乗車率は落ち着いていた。うとうとしながら米原まで進行。

SHINKANSEN series N700 Advanced
SHINKANSEN series N700 Advanced

比叡山のふもとへ移動

米原で下車後、駅前でレンタカーを調達し、まずは比叡山を目指す。高速でビューンと行く予定で名神高速に入ったが、どうも事故かなんかで渋滞をしているようだ。途中で方針転換して、琵琶湖大橋を渡るように進路変更。インター降りるときにアウトレット渋滞に巻き込まれるがボチボチと移動。

天気はかすみかかっているが、雨が降ったりしそうな気配ではない。

琵琶湖大橋有料道路の料金所
琵琶湖大橋有料道路へ突入。案外非ETC車が多い

坂本の街でおそばとケーブル乗車

お昼ご飯は、坂本の街で手打鶴喜そばを食べることにしている。渋滞の迂回で少し時間がかかってしまったこともあり、12時お昼時にピタリと突入することになってしまった。店の前にはかなり多数のお客さんが待っている状況。

しかしながら、店の駐車場に運よく車を入れることができ、ウエイティングリストに名前を記入してしばし待機。

歴史のある鶴喜そばの看板
歴史のありそうな看板

お店の建物は登録有形文化財となっており、外観は歴史を感じるもの。内装はリフォームされていてきれいになっている。享保元年創業。吉宗の時代。

そのうち順番が来て、某筋からにしんそばがうまいということを聞いていたので、メニューの隅に書かれていたにしんそばを頂く。注文としては通な感じ。にしんももちろんだがそばもそばの風味が濃くておいしかった。

手打鶴喜そばのにしんそば
手打鶴喜そばのにしんそば

満足して退店。次は坂本ケーブルで延暦寺へ行くことにしている。

坂本ケーブルの近くには、市営?の無料駐車場があるのでそこを目指していくもあえなく満車。。。一か八か、坂本ケーブルの坂本駅前に6台止められるようになっているのでそちらへダメもとで向かう。

と、なんとうまいこと1台空けてもらい13:30発のケーブルカーに間に合わせることができた!

坂本ケーブル坂本駅
重要文化財の坂本ケーブル坂本駅

暑くもなく寒くもなく適度な気候。視程はパーフェクト、というわけではないが。

坂本ケーブルの案内
琵琶湖の近景がみえるらしい

日本で最も長いケーブルカー。カーブのないケーブルカーもあるが、ここは普通の電車のように軌道が敷かれている。勾配は普通ではないが。ケーブルカー自体に歴史があるが、以前のリニューアルで架線を撤去していることから進行方向と後退方向の眺望はよくなっている。

坂本ケーブルの坂本駅を情報から望む
坂本駅をスタート
カーブのある坂本ケーブル
カーブをひた走る坂本ケーブル
割と急カーブの坂本ケーブル
カーブをケーブルが沿って行く

ここ随一というものではないが、途中駅も2駅存在し、申告制での停車となっている。今回はどちらも通過。

坂本ケーブルの途中駅
お申し出のない途中駅は通過
坂本ケーブル下車地点からの琵琶湖
坂本ケーブル下車地点からの琵琶湖近景。本日の宿も見える

終点の延暦寺駅に到着。駅前から素晴らしい琵琶湖の眺望が得られる。かすんでいるといっても先ほど通ってきた琵琶湖大橋や今晩の宿泊予定のマリオット、宿泊候補であった大津プリンスホテルまで眺められる。

延暦寺参拝

駅前から徒歩路に沿って延暦寺へと向かう。

なんか歩きにくいなーと思ったら、スニーカーの靴紐が変なところで切れてしまっていた。応急的に縛ったが見た目も悪いし割と歩きにくい。どこかでひもを調達したい。

延暦寺の入口
延暦寺に到着

延暦寺の拝観料を納めて、根本中堂へと向かう。今回は時間の都合で根本中堂のある東塔と呼ばれる区域のみを参拝となる。

いきなり延暦寺の消防車がありテンションが上がる。京都市消防局からの払い下げとのこと。

延暦寺の消防車
延暦寺の消防車。一昔前のデザイン

紅葉までにはもう一息、という感じであったが、境内は参拝客も多くコロナを乗り切ったことを感じるような雰囲気。

延暦寺の紅葉
紅葉にはもう一歩というところ

国宝根本中堂は延暦寺の本堂であるが、現在は大改修中である。改修中の様子を見られるのもレアといいうよくある思想で参拝。

工事中の様子も見られるように順路が作られていたが、銅葺きの屋根は本当に銅板の色でずっと葺かれてい相当美しかった。これは風雨にさらされればあっという間に光沢を失うはずだから今しか見られない景色である。これだけでも見ておく価値はあると思った。

大改修中の根本中堂
改修中の根本中堂の屋根は銅板葺き。酸化しておらずかなり美しい
延暦寺根本中堂の廻廊屋根
廻廊屋根はとち葺き。こちらも葺き替えたばかりで美しい
工事中の覆いがかかった延暦寺根本中堂
工事中であるも参拝客は多い
延暦寺の紅葉のシーズンイン状態
色づき始めた紅葉

おみくじとか散策とか延暦寺の一部ではあるが堪能して、坂本ケーブルの下りの発車時刻を気にしながら駅へ戻る。

坂本ケーブル下り

登録有形文化財坂本ケーブル延暦寺駅舎
坂本ケーブルの延暦寺駅舎もまた登録有形文化財
琵琶湖南湖
南湖(大津市街)方面を望む。高いビル(大津プリンスホテル)の宿泊と迷った

下りのケーブルカーもほぼ満員。詰めれば乗れそうではあったが最後のほうに来た団体客の一部は1本遅らせる判断をしたようだった。

ケーブル延暦寺駅の車止め
ケーブル延暦寺駅の車止め
坂本ケーブルの中間地点
登りと下りで違う車両に乗れてよかった
ほうらい丘駅の脇にある洞窟
途中のほうらい駅の脇にある洞窟にはケーブル建設時に出てきた石仏が奉納されているという(Wikipedia情報)
チンダル現象
坂本ケーブルの線路に光が差し込む
坂本ケーブルのパンタグラフ
駅停車中に充電をしている

駅についてすぐに車に乗れるのは◎。素晴らしい。

ホテルへ向かう道

来た道を戻る形になるが、琵琶湖大橋経由で今夜の宿泊地、琵琶湖マリオットホテルへ。

夜ホテルで食べるおやつとか飲み物とかワインを購入するために、途中の道の駅 びわ湖大橋米プラザへと立ち寄る。このあたりの名物である鮒ずしとかを買ってみる。

道の駅びわ湖大橋米プラザから見る琵琶湖大橋
水上のアクティビティーと琵琶湖大橋。連休の風景

道の駅には港や、水上のアクティビティができるようになっており、16時を過ぎていたが多くの人が3連休初日を楽しんでいた。

琵琶湖大橋の料金所を過ぎると多少混んでいたが、なんとかピエリ守山の駐車場に進入。ピエリのヒマラヤで靴ひもを調達してホテルへ向かった。

この日の宿泊は琵琶湖マリオットホテルである。

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