NY・チリ・ボリビア8日目~イースター島でドライブ(2005.3.7-25)

2005.03.14

朝はゆっくり目に

今朝もゆっくりと。ぎこちなく談笑しつつ飯を食べ、そのあと出発。朝は郵便局へ。昨日買った絵はがきを記入して置いたので切手を買って貼って出す。ここでは、パスポートにスタンプを捺してくれる。というか、公式なパスポートにこんなの捺して良いのか?というようなデザインだった。

レンタカーで周遊

続いてレンタカー屋を探す。なんかおもちゃ屋見たいなところで取り次いでくれるらしいので、そこで聞いてみる。スズキのサムライとかジムニーは出払ってるらしく、ダイハツの何とかなら良いということなので、36000CLPとちょっと高めだったが、ここで決めてしまう。一応、書類にはサインをするものの、免許のチェックとかは無し。そのうち、レンタカー屋のおじちゃんがまだ新車に近いと思われるダイハツを持ってきた。50km/h以下で走れと激しく念をおされる。ガソリンは1/4入っていた。本当に久しぶりのマニュアル車で走り出しはカックンカックンしたけど、すぐになれる。それに初めての右側通行左ハンドルだ。まずはこの燃料量だと心許ないので、シェルに向かう。島唯一のガソリンスタンドだ。まぁ100キロくらい走るかなーと思い、10リットルだけ入れてみた。

今日は昨日のツアーで回らなかったところを中心に周遊しようと考えている。そういうわけで先ずはラノ・カウという火山へ。

ラノ・カウとオロンゴ

空港の裏手を登っていくと、火山の火口脇まで登っていく。既に死火山となっているため、火口には水が溜まって葦かなんかの浮島みたいなのがたくさん浮いていた。まだ上まで登っていけるみたいだったのでクルマを走らせる。しばらくすると、駐車場があり、国立公園入園料を払う小屋がある。島全体が国立公園のため、なんでここだけ入園料なのかよく分からないが、島の遺跡保護に使ってもらえるという気持ちをもって、5000CLPを支払う。このあたりツアーで来ている人が多い。

ここは、鳥人儀式が行われた場所で、詳しい内容はガイドブックなどの記載されているが、そのための石の家がたくさんある。どうも復元品らしいが。風がメチャメチャ強くてきつかったが、海はひたすらきれいだった。島の周囲には海しかない。そりゃ当たり前か。

ラノカウ火山
Volcano Rano Kau.
鳥人の儀式が行われた場所
Bird ceremony competition was taken place between this island and here.
岩絵
Rock art.
ラノララクの家の跡
Restored houses.

再びアナケナビーチ

朝が遅かったので、時間はもうお昼である。carisとどうしようかと相談した結果、昨日食べなかったアナケナビーチの串焼きを食べに行こうということで、アナケナビーチへクルマを走らせる。午後は島の最高点へ行こうということも言っていたのでその上り口をチェックしつつ、アナケナビーチへと向かう。本日のアナケナビーチは人が全然いなかった。もしや串焼きもないのか?!と思ったが、なんとか1軒の屋台?におばちゃんがいて営業していた。チキンとポークがあるということだったが、ポークはコワイ気がしたのでチキンにしておく。英語の話せるおばちゃんと、はなせないけど、良く笑ってよく喋るおばちゃんの2人がいた。英語の話せるおばちゃんは、しばらく休みがもらえてないのよといって疲れているご様子だった。休みがないというより、相方のおばちゃんの相手で疲れているようにもみえたが。すぐに食べたいというと、早速焼き始めてくれた。10分くらいかかるということなので、海の方へいってまったりと眺めていた。こんな日なら1日ここで昼寝していてもいいかな。贅沢な時間だー。

イースター島のビーチ
Quiet beach.

焼き上がった様子なので戻って食べる。コーラももらって食べる。ビールをすすめてくれて天気もそんな気分だったが、クルマに乗ってきたので飲めない。コカ・コーラ、コカコカというと、良く笑うおばちゃんの方が、コカインコカインといって笑いまくっていた。肉はとってもうまかった。チリソースをかけつつ食べるとさらに激ウマだった。

ビーチで食べたチキンケバブ
Chicken kebob.

アフ・アキビとテレバカ山頂

いよいよ、イースター島最高点へと向かう。メインの通りをそれ、ダート道をしばらく進んだところにあるのが、アフ・アキビである。ここは海を見ているモアイとして結構有名であるが、メインの通りからはずれているせいか、見学者がいなかった。貴重な遺跡を独り占めしているようなイイ気分になる。ここのモアイはちょっと小さめ。後ろ姿がキュートである。

海を見つめるモアイたち
Cute back shot.

さてその次は、いよいよ登山である。登山と言ってもクルマで登っていけるのだが。地図がアバウト過ぎてよく分からなかったのだが、勘を働かせて、というかまぁ偶然正解の道に入っていけたらしく、どんどん登っていくことになる。気をつけないとスタックしてしまいそうな深い溝や石があり、なかなか運転する方としては面白い。ダイハツも元気に登っていく。途中、何台かのクルマとすれ違ったりするので、まぁ道はあっているだろうと思いながら登っていった。しかし、道が乾燥しているため、ちょっと窓を開けて置いたら、クルマの中が砂だらけになってしまった。レンタカー屋のおじちゃんスマン。最後の勾配はあまりにも急で、水の流れた跡が深すぎたのでこれ以上登るのを断念。クルマを止めて歩いて登っていく。

ここも風が強かった。真っ赤なワンピースを着たチリのお姉ちゃんが散歩していたのだが、緑の中に赤が映えてかなり絵になった。山頂からは360度の水平線が見えた。こんな景色は生まれて初めてである。満足したところで、山を下りる。後ろからクルマが付いてきて焦ったが、なんとかアフ・アキビまで降りてきた。ここからは島の西側へ抜けて行こうと思う。

イースター島最高地点
The top of the island.

アナ・テ・パフからアフ・テペウ

回りには馬しかいないような道を走らせる。車内がホコリっぽいことを除けば、きわめて快適である。オフロード走行にもだいぶ馴れてきている。すると道の脇に駐車場が現れ、ANA TE PAHUと書いてある。歩き方によると、洞窟らしい。通り過ぎるのももったいないので止まってみる。アナというだけあって、ここは広い洞窟になっていた。奧も深く、人が手を加えた形跡が素人の我々にも見て取れる。落盤しないか心配しつつ、奧の方まで行ってみると、奥行きが数十メートルある大きな洞窟となっていた。洞窟の入り口は光が射し込み、ここで植物の栽培がなされていたらしい。その末裔?と見られる植物が大きく幅を利かせていた。

そのあとも島の西側を目指して車を走らせる。途中にはアフ・テペウがあり、1体のモアイが島の中央を見つめていた。その前には多くの馬がウロウロしていた。遠くにはチリ海軍の軍艦が一隻見える。

チリ軍艦とモアイと馬
A military ship and a moai.

そのまま道なりにハンガロア村へと向かう。

時間はたっぷり

ガソリンの残りもまだあるし、車を返却するにはまだまだ早い時間帯だったので、昨日ガイドに連れていってもらった道をトレースしてみる事にした。というわけで、再び空港前の道から島の東側に回り込み、アフ・トンガリキ方面へと進路を取る。途中、看板のない分岐がたくさんあり、幾分迷ってしまった勘もあるのだが、どうやらガイドに連れていってもらった道ではない道を通り、でも方角はあっているからイイか見たいなノリで車を走らせた。

一旦車で宿まで戻り、carisがシャワーを浴びて、そのまま車を返却する。おばちゃんに「まだ2時間もあまってるわよ」と言われたが、もういっぱいいっぱい。ガソリンまたいれるのも面倒だし。

昨日のネットカフェへ行って、撮り貯めた写真をCD-ROMに焼いて貰う。さすがに、アップロードするには時間がかかりすぎると判断したからだ。念には念をいれ、同じCD-ROMを2枚作ってもらった。肩掛けのポーチとバックパックにそれぞれ入れて、ダイバーシチとする。ネットカフェを経営している夫妻と子供がいたが、セントレアで撮った名鉄の写真をみて、興味津々だった。これが日本の電車かと。

メモリーカードの空きが出来て安心したところで、ネットカフェを出ると、傾斜のところで滑って転んでしまった。carisに笑われる。シュン。

今夜の飲み会

ずっと行きたかったイースター島も今日が最後の夜である。近くの良さそうな店に入り、ディナーとする。店の前では若い兄ちゃんたちが4,5人、エスクードでわいわいやっていた。我々も料理を頼んでエスクードを瓶(1リットル入り)で貰う。この店はどうも酒屋みたいだ。酒屋の片割れでレストランやってる感じ。この夜の酒の量はエスクード3本と、ピスコサワー2杯以上。以上というのは、ミキサーの容器毎もってきてくれたのでおかわりできた。料理もさることながら、適度に暑い中のビールとピスコサワーは最高だった。ここでは、新婚旅行の日本人と、昨日のツアーで一緒の夫妻に会った。酔っぱらった我々は調子にのって喋りまくる。

で、お会計は一人3500円くらい。料理は2品だけ…。完全に飲みすぎである。

夕食のエスクードビール
scudo is the one of famous beer in this island.
夕食のサーモン
Salmon.
夕食の牛肉
Beef.

フラフラになって宿に戻った。大変だった。

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