Windows UpdateでKB5035845とKB5034441が正常完了しない対応メモ

2024.3.23

Windowsの動作がもっさり

1週間くらい前からパソコンの挙動がもっさりしていて、会社のVDIに接続してもローカルの性能影響でカーソルが停止したりと反応に問題がでてかなり支障がでる感じとなっていた。タスクマネージャーを見ると、CPUは余裕だが、メインディスクへのアクセスが100%で張り付いている。

これだけで大体あたりはつけることができ、犯人はWindows Updateだろうと思った。

Windows Updateの画面を見ると、やはり、2024/1配布のKB5034441と2024/3配布のKB5035845がエラーで停止していた。2つのUpdateの不具合に関連性があったのかはよくわからない。ただ、背後でWindows Updateのリトライが何度もかかり、そのたびにディスクアクセスのリソースがとられて動作に影響していたということだと思う。

回復パーティションサイズの拡張

KB5035845については失敗例が少ないようであまり情報をえられなかったが、KB5034441についてはネット上に多くのリソースがあり、回復パーティションサイズが不足していることによるエラーとのこと。ネットを参照すると、Microsoftの公式手順に加えて、多くの先達のリソースが存在するのでそちらを参照しながら実行。

https://4thsight.xyz/55181

ディスク管理ツールを確認すると、ディスク0のパーティション2と4の間に回復パーティション3が存在したので、パーティション2の容量を削り回復パーティション3を増加すればよいのだろうとわかる。

コマンドラインでの実行に際し、Windowsのディス管理ツールも見ながら行うと、視覚的に確認しながら進められる。回復パーティションをもともと500MB程度しかなかったところを1500MBに拡張。

しかしながら、領域をNTFSフォーマットするコマンド

format quick fs=ntfs label=”Windows RE tools”

を入力すると、回復パーティションとしたいパーティションがプライマリとして認識されてしまう。このままでよいかどうか迷って、いったん最後まで手順を進めたが、やはりWindows Updateは失敗に終わる。ChatGPTに聞くと、回復パーティションをNTFSフォーマットすること自体は必要であるようだ。

そして行き着いた先のリソースが

https://laboradian.com/increase-recovery-partition-size-for-kb5034441/

こちらによると、Microsoft公式手順にもかいていない、

set id=27

というのがフォーマット後に必要らしい。。。

しかーし、これで行けたか!と思いきや、Windows Updateはやはり失敗。他のリソースを探す。

Windows Updateカタログからのインストール

なかなか困った状況であるが、Microsoft Updateカタログから手動でインストールする方法もあるようなのでそちらにトライするもやはりだめ。ただし、異なるエラーコードが出た。0x800f0831。これはいい収穫だと思った。

DISMコマンドを使用して修復にトライ

このエラーコードで検索すると、Microsoftの公式リソースが引っ掛かり、修復の方法がコマンド付きで載っている。順番に進めるが、結局3番目のコマンド

DISM /ONLINE /CLEANUP-IMAGE /RESTOREHEALTH

がエラー終了し、何度やってもダメ。同じところで同じエラーが出る。

Windows10修復

もうさすがに手詰まり感あったので、Windows10の修復インストールを実施。

インストール完了後、Windows Updateを何度か繰り返したら、あっけなくどちらもアップデートが完了した。

考察

今回は、2つのアップデートがNGだったので、これらの依存関係はよくわからない。最終的に修復インストールで復帰したが、それ以前の作業(特に回復パーティションの拡張)がプラスに動いたかもよくわからない。

Windows Updateを止めれば暫定的に使えるようにはなっていたが、セキュリティアップデートなので放置しておくわけにもいかず、久々にいろいろOS側に向き合った、という感想であった。日常の隙間時間をみつけながら一週間強なんとか回復できてよかった。

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