2009.04.15
さようならカラファテ
カラファテ最終日。ブエノスアイレスへの飛行機は夕方のため、少なくとも午前中はカラファテの街を散策しようと思う。 朝はゆっくり起床して、これまたおいしいクロワッサンの朝食を頂き、チェックアウトの10時まで部屋でゆっくりとする。その後宿泊費の精算をして、荷物を預かってもらい街の中へと向かった。
まず向かうのは、水鳥がたくさん生息するというニメズ湖である。湿地となっており、中に入っていくのはかなり厳しかったが、湖沿いの道からも十分景色を堪能することができた。フラミンゴをはじめ、たくさんの水鳥が羽を休めていた。
しばらくするとネコがノコノコやってきて、しばらく湖を一緒に眺めていたが、野良犬に見つかり、猛スピードで逃げていった。もうしばらく眺めていたかったが、カラファテの他のところも観たかったので道を折り返して街の方へと戻る。湖沿いにしばらく歩いていくと、歩道が木板できれいに整備されていた。が、いくつか木板が抜けていたのでコンクリのところを歩いた。しばしゆったりと散歩をする。空が高くてすっかり秋の気配となっている。
カラファテの街は湖に向かって坂になっており、その坂の中腹にも街並みがある。しばらく坂の上まで上がってみようと思う。詳しい地図を持っていなかったのでざっくりと歩いていく。街はそこそこきれいで安全な感じであり、大きな病院や、先日も訪れたバスターミナルもある。
その後、昨日したためた絵葉書を差し出すために、郵便局へと向かう。しかし郵便局がなかなか奥まったところにあり、局の前を何往復かしてしまう。郵便局はさっぱりとした感じであったが、主に小包を送っている人が多かった。葉書を差し出して再び外に出るとかなりボロボロの郵便ポストがあった。これに投函しても届かなそうである。
混雑している銀行を横目に見ながらミヤザトインへの道を歩く。数日前はかなりの雨の夜、かなり参って歩いたのだが、天気はよく空も青い。日本に帰りたくないという思いが強くなる。
ミヤザトインに戻ると荷物を引き出してもらい、タクシーを呼んでもらう。70ARSという話であったが、実際には50ARSであった。郊外の空港まで進んでいく。到着の時にはあまり空港見学できなかったが、今回はたっぷりの時間で空港見学ができる。空港の発着本数としては、日本の地方空港と同等なのだが、空港自体は非常に小ぢんまりとしていた。余りにも到着が早すぎでチェックインが始まっていなかったため、レストランでビールとラップを食べてくつろぐ。そのうちチェックインも始まったのでチケットを入手し、空港税をカウンターで支払った後、滑走路を外から眺めたりいろいろしているうちに搭乗時刻が近づいてきたので荷物検査へ。
国内線でブエノスアイレスへ
この荷物検査が超適当で、乗務員も荷物検査とX線検査を行っているのだがアラーム鳴りまくりでそのまま通過してしまっていた。乗客の手荷物も本当にモニターを見ているのかどうか分からないくらい適当にやっていた。
そのうち搭乗。帰りの機内も簡単なサンドウィッチの機内食が出た。パンがパサパサしていたが、無いよりましである。その後、暗くなりつつあるブエノスアイレスのアエロパルケ空港へ到着した。荷物をピックアップしてホテルへの交通手段を探す。ホテルは日本で予約してある(しかもホリデーイン!)。市内各ホテルを回る乗り合いバンの窓口へも行ってみたが、余りにも近すぎるため回っていないとのこと。仕方ないのでタクシーで向かうことにする。
タクシーではおそらく英語伝わらないと思ったので、印刷してきたホテルの住所と地図を見せると一発で分かってもらえた。35ARSとのこと。周囲が暗いのでどこを走っているのか不明であったが、そのうちホテル前に到着。予定通りの金額を払って下車。
ホテルのロビーに入ると、屈強なガードマンが睨みを効かせており、やはり治安は東京ほどは良くないのだと感じる。やたら早口で英語をしゃべるフロントのお姉さんにチェックインをしてもらい、その後部屋へと向かう。部屋では無料インターネットが出来ることが判明したので、再度フロントへ降りてパスワードを発行してもらったりドタバタ。
外に食べに行くのも面倒だったので、2階のミニショップに飲み物と食べ物を買いに行く。ショップといっても無人販売なので、適当に冷蔵庫から取り出して備え付けの紙で精算を自己申告するシステム。
部屋に戻ってテレビをザッピングしていくと、アニマックスが日本のアニメをスペイン語で放送していた。その後風呂に入ってバタンキュー。