2005.03.10
今日も早起き日本人
朝起きてシャワーを浴びたり、荷物をまとめたりしてロッカーにぶち込み、0750頃チェックアウト。チェックアウトの前に並んでいた日本人が、チェックインの際に使ったカードと合わないとかいって揉めていた。結局は、YH側が持っていたinvoiceが別人のモノだったらしいが。その日本人は旅先で意気投合して、これから一緒に日本へ帰るらしい。YHの前で写真をとってあげたりする。ネットカフェはまだ開いていないので諦めて、通りを北上する。カフェみたいなところで朝飯を食す。アメリカンタイプの注文は結構戸惑うが、Two Eggsとコーヒーで落ち着く。コーヒーはデフォルトでカフェオレ。砂糖が結構入っていたが、これはこれで美味かった。要するに、うすいうすいコーヒーよりこういうの飲んだ方が正しいということか。carisは朝から重たいモノを食べている。デブまっしぐらだ。
今日はニューヨーク最終日ということもあり、残りの場所を巡るだけだ。最終日だからそれほどスケジュールもきつくしてはいない。
セントラルパーク
セントラルパークへは徒歩で行く。結構寒い。公園は案の定広い。carisと話していると、方向感覚がまるでダメらしいので、とりあえず自分の意見を主張して南に向かって歩いて行ってみる。しかも方向感覚の無さが自分で気づいていないらしいから厄介なもんだ。大きな池があり、辺りにはジョギングしているひとがたくさんたくさん。その中の一人のおばちゃんが、写真を撮ってあげるというので、撮って貰う。公園の中には車道があったり、はたまた歩道どうしの立体交差があったりして結構おもしろかった。案外アップダウンもある。ブランコで楽しむcaris。自分はリスを見付けては写真をとっていた。雪の固まりをドリブルしながら、漸く公園の南端部へ出てきた。
噴水脇の池が凍っていた。もちろんcarisには氷の上に乗ってもらいたいところだったが、特段割れなくてつまらない。スケートリンクは別にあり、球場に水を張ってスケートリンクとしていた。黄色の意味不明な門柱をいくつもくぐりながら、プラザホテルの前に出た。
モマ
MoMAへ行こうということになる。5th Ave.を南下すればいいということで、やや地図をみながら歩く。5番街といえば、ブランドショップがたくさんあるところだ。ティファニーやらなにやらなにやらたくさんありすぎて書けない。一昨日休館日だったMoMAであったが、今日は大行列が出来ていた。折角来たので行列の最後部に並ぶが、前後が日本人だった。案外日本人率高い。別に話しはしなかったけど。数人は学生っぽかったので、carisの大学推定が炸裂していた。列の長さの割りには案外スムーズに流れていき、すぐにチケットカウンターへ到達した。ここはISICカードが有効で13USD。2階の絵本とか3階の空港のパタパタ出発案内とかデザインチェアーとかいろいろあって、結構興味をひかれたのではじめはじっくりと観ていたが、だんだんと時間が無くなってきた+疲れてきたので軽く流す程度となった。流したといっても、ピカソとか有名どころの絵はきっちりおさえておいた。
MoMAはフラッシュ焚かなければ写真撮影がOKである。それでもフラッシュを焚いて写真を撮って怒られている人多数いたが。自分も絵に近づきすぎてもっと離れろと怒られた。ごめんちゃい。どっかの悪ガキ高校生の集団がいて、座って話し聞いているヤツなんて数人で、後は寝転がっていたり喋ったりとどこの国でもあるんだなと思った。
ニューヨーク残り僅か
MoMAを出たところで、今後の計画について話す。一番重要なのはcashである。チリに行くとT/Cがノーコミッションで替えられるかが結構不安だった。どうせUSDいるし、銀行見付け次第立ち寄ることにする。適当に歩いていると、HSBCがあったので、T/CをUSDに換金する。ここはコミッションフリー。400USDくらいを20USD札に換金したら、かなりの厚さになった。金持ち気分だと喜んでいる場合ではない。危険危険。とりあえず収納場所をいくつか分けてリスク分散。
再びメトロで次は、宇多田ヒカルが在籍していたコロンビア大学へ向かう。小銭が僅かしかなく、現金でデイパスを買えなかったので、クレジットで買わざるを得なかった。こういうときにアメリカのカード社会は便利だと感心する。……違う違う。カード社会だから、高額紙幣を自販機が吸い込まないのだ。日本だったら万券も自販機で使えるだろ。そのかわり、カードは使えないんだけど。carisのカードが受け付けられなかったので、自分ので購入してあげる。
コロンビア大学は116St.駅下車。まず、立派な図書館の入り口にあるビジターセンターで地図を貰う。とりあえず飯を食べようということで、カフェテリアにいく。カフェテリアの規模の割りには席数が少ない。To Goな人が多いからか。サンドイッチは結構種類があって、メニューを読むのですら一苦労。おまけにチーズの種類とかハムの種類とか丁寧に聞いてくれる。そんなのお任せにしておきたいところだが、なんとか注文完了。で、レジにいって御精算なのだが、自分でメニューを申告しないといけないじゃん。メニューの名前なんてもう覚えてねーよ。でもここもなんとか通過。漸く席でまったりできる。まぁ、それなりに美味かった。
次は、書店へ行ってみることに。工学系の専門書は分野にもよるけどそんなに面白そうな本は無かったので、あとは旅行ガイドコーナーを観ていた。ここで荷物を増やすのはイヤだったので、折角のコロンビア大学グッズも買わなかったのだが、面白そうなものはたくさんあった。ニューヨークが目的地なら買ったんだけどな。後は構内をぐるっとあるいて、工学系の建物の中に入ってみる。人気があまりなくて、1つの学科がワンフロアを占めている感じ。ウチの大学と同じように、廊下には説明パネルがつるされていた。
ロビーのネット端末は誰もが自由に使えるようになっていた。ウィンドウズでは無かったが、誰もが使えるって言うのは大丈夫なのか心配になる。中庭を通って脱出。近くにはスタバがあることをおさえておいたので、ここでニューヨークマグを購入。メトロ1でYHに戻る。
昨日と同じところでインターネットをする。大学から結構重要目のメールが届いていた。その返事と、写真のアップロード。低速回線ながら、なんとかメモリカード1枚空けることができた。carisは先に抜けてYHでシャワーを浴びにいった。だいたい時間になったので、YHでcarisと合流してメトロで再びコロンビア大学へと向かう。ここのバス停からM60に乗りラガーディア空港へ。
マンハッタンを抜けるのに若干時間を要したが、後は順調に空港に近づいていった。どこで降りればいいのかよく分からなかったが、バスに乗ったターミナルにはまだ到着していないようだったのでそのまま信じて乗り続けた。で、これが正解!で、無事ACの看板もあるターミナルに到着した。2階のDepartureロビーへ向かう。ここでの航空券がまた厄介な手続きになるだろうなとは予想していた。
LGA->YYZ はe-ticketであり、YYZ->SCLはTravel Agency発行の券だ。それぞれ独立に発券されたものであり、YYZでの乗り継ぎ時間からなんとしてでも荷物はスルーして貰わないと困る。計画段階ではこの2つの便が乗り継ぎ対象になることくらいしか確認しておらず、荷物がどうたらとかは別になにも確認していなかったのだ。
おもむろにe-ticket控えと航空券を差し出してみる。航空券自体は直ぐに出てきた模様。でも問題は荷物だった。まずお姉さんはYYZまでのバゲージタグを発行していた。そのあとしばらく考えた挙げ句、隣のおばちゃんに助けを求めた。すると、隣のおばちゃんは旅程を確認したあと、いろいろやっていたが、どうもダメな様子。すると、今度はサンティアゴの空港コードを議論し始めた。いろいろ試していたので、SCLだと教えてあげるのと、もう一人別のAC職員が教えてあげるのが同時くらいだった。結局、システム的には問題はなく、問題はニューヨークからカナダ経由でサンティアゴ行く人が少ないということだったようだ(そりゃそうか)。兎に角、無事、SCLまでのスルータグが発行され、おまけに、Transitのタグも併せてつけられた。お姉さんはYYZまでのタグをキャンセルしないとねとか言っていた。I-94Wを外してくれないのか聞いたら、ここは税関じゃないからねと言われる。ん?前回はAAに外すかどうか聞かれたはずだが。
ゲートAに行くように指示され、郵便を出したかった私は、carisに先に行って貰うようにして切手売場を探す。2階には切手の自販機があったのだが、エアメールぴったりの切手は売られていなかったので、郵便局自体を探した。それは1階にあったのだが、窓口は閉まっていて、切手販売機も Out of Service となっていた。手詰まりとなったので、2階でちょっと料金超過の切手を買って貼付。1階の郵便局のポストに投函しておいた。その後、ゲートAへ並ぶ。すると後ろから血相を変えたおじさんが走ってきて、時間がないから先に行かせてくれという。あと5分くらいで出発時刻らしい。もちろんOKしたら、やたら感謝されていい気分になった。ちょっとまて、そんなんやってる前に早く行かないとと、おじさんに言う。
YYZ行きAC725便は遅れているらしく、1930定刻が1955に変更になっていた。トロントの乗り継ぎが危険になるのでなるべく定刻に出て欲しい。小腹がすいたので、なにか食べるモノを調達と思い、売店に行ってみる。重たそうだけど、美味そうな食料はたくさんあるのだが、ここは一つ欧米人らしく、フルーツでも食べてみようと思う。フルーツの詰め合わせ。これが結構うまいんだな。特にグレープが甘くておいしい。日本のブドウより好きが。グレープは機内食で出てくるが、総じておいしい。
時間になったので搭乗。あまりに暗くてレジ分からず。座席は31Fって…、一番後ろかよ。一番後ろは壁に使えてフルリクライニングできない。Rwy31から離陸。LGAの滑走路は2本がクロスした形になっているが、離陸滑走中、別の滑走路へは着陸機が突っ込んでくるような形で見えた。絶妙な管制だ、と一人で感心してみる。ニューヨークの夜景を綺麗に眺めることができた。夕食の販売を有料でしていた。飲み物も貰わずに寝続ける。
トランジット@トロント
トロント近くになって、CNタワーがこれまた幻想的に見えた。carisはひたすら寝ている。スポットインはスムーズだったものの、降機するとちっとも列が進んでいかない。と思ったら進んだ。トランジットのみなので、航空券を見せて簡単に入国完了。ここでI-94Wを外すか尋ねられた。うーむ。制度が変わったのかな?
Connecting Flightの案内がわかりにくい。長距離国際線は500番台のゲートを目指せばいいっていうのは分かれば簡単なんだけど、もう少しなんとかして欲しいかな。まぁ、空港工事中でいまだけなのかも知れないけど。carisは税関の姉ちゃんに尋ねていて、ACで聞いてこいといって戻されていた。聞く人を間違えたな。
ターミナルのやたら端のほうまで歩かされて、メッチャ小さい自動ドアから中に入る。入り口の500って書いてある看板の下に、手書きでInternationalっていう貼り紙がしてあったので、やっぱり分からない人が多いのだろう。ここでもセキュリティチェック。目前に検査があるというのに、自分の番になって漸くアクセサリをタラタラと取り外し始める前の外国人にイライラしながら、なんとか通過。その先を歩いていくと、バス乗り場に到着した。200番台と500番台行きのバスがある。念のため係員に聞いてみると、行き先を確認したうえで前のバス(500)に乗れと言われる。バスには誰も乗っていたかったが、運転手が何処行きか聞いてきた。サンティアゴだというと、出発までもう少し待ってくれとのこと。時計をみると、なんとか間に合いそうな時間であるので一安心。そのうち、我々2人だけを乗せてバスは出発した。雪が結構降っている。途中、航空機が横切ったりなかなか迫力のある構内を延々と走り、ターミナル到着。ACの係員が寄ってきてくれて出発案内でゲートを確認する。搭乗はもう始まっており、ギリギリセーフである。トイレに行く程度の余裕はあったので、落ち着いて乗り込むことは出来たが。
この便はcarisと席が離れた。自分の隣はカナダ人。結構フレンドリーな人だった。日本の事もよく知っていて、友達もいるようなことを言っていた。トロント市内で買ってきたらしいカリフォルニアロールを食べなよと分けてくれた。これが結構美味かった。荷物の搭載で遅れがでているもよう。さらに、「デアイシングしないとね」とカナダ人。結局デアイシングしないままスポットを離れた。大丈夫かなと思っていると、途中で飛行機が止まり、両側から放水車みたいなのが近づいてきて、デアイシングが始まった。なかなか面白い光景だ。カナダ人のお兄さんはしきりに写真を撮っている。
こっちはホームページに載せるために、どの滑走路から離陸するか気が気ではなかったが、横のお兄さんが15Lからだと聞いてもいないのに教えてくれた。殆ど南に向かって離陸だよと説明付き。日付が変わるか変わらないかのころ離陸。ウイスキー大好きなカナダのお兄さんだったが、僕はワインを飲んで飯を食べて寝る。zzz。