ホテル三日月ダナン宿泊記~ベトナムダナン旅行2024

2023.12.31-2024.1.3

ホテル選定

ダナンはリゾート地であるので、ホテルは好みに応じて選びたい放題。その中でも純日系のホテル三日月がダナンに展開し、大規模なウォータパークとして営業していることを知った。ホテル三日月はコロナが始まった当初、隔離者を積極的に受け入れていたことを知っていたし、他の日系が進出していないダナンに大規模施設を展開しているということで非常に興味があったのと、お値段も部屋の規模の割には手ごろ感もあったのでここに宿泊することを決定。

公式サイトからだと所望の部屋が見つからなかったため、Expediaから予約。12月31日チェックインの1月3日チェックアウトの3泊4日である。

チェックイン

ダナン空港からのチャーター車でダナン三日月へと到着。ドライバーは初めて来たらしく、ホテルロビーへの進入経路が分からなかったようだが、門番に尋ねて案内してもらっていた。エントランスは4階にあり、急なスロープを4階まで車を走らせていった。

韓国系キャリアのダナン到着便は同じような時間帯なので、他にもチェックイン客がいそうなものだったが、この時間帯のチェックインは我々のみ。もろもろの説明をうけたが、今回は年越しということで0時から正面の庭で花火が上がり、噴水ショーも開催されるらしい。しかも部屋からみられるとのこと。これはラッキー。

チェックインの時にデポジットをクレジットカードにチャージされる。

New Year 花火&噴水ショー

部屋に入ったのが23:40頃。部屋の見学もそこそこにバルコニーへ出て花火が上がるのを待つ。チェックインのロビーにはあまりお客さんの気配を感じなかったが、年越しを祝う宿泊客が4階の日本庭園や1階の噴水のところに集まってきているのが見える。

0時頃、遠くのほうでも花火が上がり始め、三日月の1階からも花火が上がり始めた。一通り花火が終わると、Happy New Yearの音楽に合わせて噴水ショーが始まり、なかなかの新年を迎えることができた。

ホテル三日月ダナンの新年お祝い花火
新年お祝い花火
ホテル三日月ダナンの新年噴水ショー
新年噴水ショー

Family Room Ocean View

今回予約した部屋は、Family Room Ocean View という部屋で8階、1King Bed and 2 Semi Double Beds をリクエストとして入れており、その通りとなっていた。滞在中のWater Parkのアクセス、朝食付きのプランとしている。

水回りとしては、INAXのウォシュレット付きのトイレ、ダブルシンク、シャワーブース、バルコニーには湯舟があり露天風呂として使うことができる。湯量や水圧については全く問題なし。

ダナン三日月の部屋風呂
部屋風呂。湯量は問題なし

アメニティーも一通りあり、部屋のスリッパの代わりに三日月のロゴ入りビーチサンダルが設置。

ダナン三日月のビーチサンダル
部屋備え付けのサンダル

水は一人500mlが一本、ミニバーのビール2缶とコーラ2缶はご自由にとのことであった。毎日ビール三昧。

コンセントとUSB-Aの充電ポートがセットで随所に設置されており、これは滞在中通じて非常に重宝した。

滞在中洗濯をしたかったが、コインランドリー的なものはないとのこと。ランドリーサービスを利用することになる。ランドリーサービスは重量による従量制で、今回の旅行の折り返し地点で2.5kgの洗濯を依頼した。大体5000円くらい。まぁそれなりだが、その時間帯ランドリーの待機で縛られない点はよかったのかな。朝10時までに依頼するとその日のうちに仕上がる。夕方部屋に行くと、かごの中に綺麗に折りたたまれて納品されていた。

使わなかったが、ルームサービスもあり、部屋にある案内のQRコードを読み込んで注文する形式。基本レストランのメニュー+数百円の加算的な金額となっており良心的と思った。

朝食(1日目)華欄 レストラン

前日の就寝が遅かったこともあり、8時頃起床し、8:30過ぎに3階のレストランへと向かう。チェックイン時はThe Blueが朝食会場として指定されていたのだが、お客さんが多いせいか、向かいの華欄レストランも朝食会場として開放されていた。お姉さんによるとどちらも同じメニューということなので華欄のほうへ入る。

ホテル三日月ダナン華欄レストラン入り口
華欄レストラン入り口

入り口の受付でルームキーを提示し朝食の権利を確認してから座席へ案内。運よく個室に案内してもらえた。

一通り偵察すると、ベトナム料理、フォーのコーナー、和食、トロピカルフルーツ、パン、チーズ、ハム等の洋食系など申し分のないラインナップ。

ホテル三日月ダナンの朝食ビュッフェの盛り付け例
朝食ビュッフェの盛り付け例

朝食(2,3日目)The Blue レストラン

2日目と3日目はThe Blueレストランへ。2,3日目は朝起きるのが早かったので8時前にはレストランへ突入した。1日目に朝食をとった華欄は営業はしていなかった。

The Blueレストランの席
眺望の良い席をゲットした

初日同じメニューとは言われていたが、若干The Blueのほうが種類が多いように感じられる。

一部1日目のものと被るが、和食としては、白米、おかゆ、とんかつ、から揚げ、みそ汁、寿司、冷奴、肉じゃがなどがあった。でも、サラダとトロピカルフルーツを食べて、あとは少々食べる感じにしておいた。

ドリンクもコーヒー、紅茶、ベトナムコーヒー、フルーツジュース数種といろいろ。昨日もそうであったがベトナムコーヒーは強いので、シロップをしっかり入れて飲むのが普通なのだと思われる。あらかじめミルクとシロップが混合されたものと、ブラック(?)と両方が用意されていた。

夕食 The Blue レストラン

The Blueレストランでは3日目の夕食も頂いた。

ホテル三日月のThe Blueレストラン
The Blueレストラン入り口

レストラン自体は相当広いので特に予約はせず。実際特に問題なし。メニューはホームページからも参照できる。ルームサービスのメニュにもあった、MIKAZUKIバーガーが非常に気になっていたのでそれを選択。併せてハイボールをじっくりと頂いた。

MIKAZUKIバーガーは肉汁たっぷりでとても美味しく頂いた。

ハイボール
ハイボール

日本庭園

ホテルの4階には日本庭園がある。錦鯉の泳ぐ池、将棋堂、五重塔のレプリカ、ダナン東照宮、梵鐘などがある。

梵鐘は富山県高岡市の有名な工房製で、どこからかの再利用品ではなく、このダナン三日月のために鋳造されたもののようで、日越友好というダナン三日月に込めた願いが読み取れる良いものだった。

この庭園では、各国の人が思い思いに写真を撮っていた。

ダナン三日月の4階の庭園
4階の庭園には錦鯉が泳ぎ、ここに五重塔やダナン東照宮もある

ビーチ

プライベートかどうかわからないが、ホテル三日月の前のビーチにも出ることができる。ビーチは歩いても問題ない距離であるが、ホテル1階からカートで送迎をしてもらえるサービスもある。1階のベルデスクでカートを依頼し、本日は海はあれているから遊泳は禁止と情報を頂き、到着したカートに乗車。カートはぐいーんと飛ばし、ヴィラの前の道を通り過ぎて、ホテル三日月の専用歩道橋でホテル前の片側3車線くらいの広い道を渡り、ビーチ前のレストランNAMIの前で停車してくれる。

ホテル三日月ダナンのビーチへ向かう歩道橋
歩道橋でビーチにアクセスできる。送迎のカートも走行できるようになっている

レストランNAMIの前からはすぐにビーチに出ることができ、ほぼ誰もいない状況のビーチで少し過ごす。細かい砂で素足でも歩きやすく、きゅっと締まったビーチであった。能登半島の千里浜なぎさドライブウェイのような感じだと思われる。行ったことないけど。

ホテル三日月ダナン前のビーチ
ホテルからアクセスできるビーチ

ビーチの入り口には水道もあり、足についた砂を落とせるようになっていた。というか、レストランへ行くのに砂を落としてくださいと書いてあった。

NAMIレストランはシーズン外ということでがらーんとしていたが、屋外にもたくさんの席が用意されていてこんな季節でもしっかりとお手入れがされていた。

NAMIレストラン
NAMIレストランの席。わかりにくいが足元は水盤

雨も若干強まってきたのでホテルへ戻ることにして、カートを降りたところで尋ねると、帰りのカートは道を渡ったところからでるとのこと。雨が降っていて歩道橋の走行が危険という理由なのか、いつもそうなのかはよくわからないが、係員に引率されて片側3車線の横断歩道でない道を普通に渡り、待機していたカードに乗車。そのまま1階の入り口へ送ってもらった。広い構内をカートで移動するのはなかなかいいサービス。

屋内ウォーターパーク

ホテル三日月の最大のウリ、ウォーターパーク365。ホテル並びの大きな建物の中に、流れるプール、人工波のプール、キッズプール、ドラゴンスライダーが完備。

また、4階には「温泉」もある。本物の温泉ではないと思われるが。青い入浴剤が入っている。露天風呂は水着着用の混浴、屋内は洗い場とサウナのある普通の浴場。

ウォーターパークは別料金であり、外来の入場も大きく受け付けているが、ホテル滞在については入場料が含まれたプランも販売しており、今回はそれにしている。ホテルの部屋のガウンやタオルを持っていくのが一番スマートな行き方ぽい。ホテル内を水着で歩いてよいのかという問題については、施設内随所にプールがあり、みんなそんな感じで移動していた。

もちろん、ウォーターパークの中にも更衣室があるのでそれを利用しても可。タオルはウォーターパーク1階の売店で借りることができるが有料。でも2枚借りて350円とかそのくらい。部屋のお風呂に入る時までにタオルが乾かないので借りてもよいかもとも思うが、なんせ売店まで借りに行くのが面倒。

プールは完全に本格的。浮き輪も潤沢にそのあたりを転がっている。波のプールもかなり楽しめるし、流れるプールもプカプカ浮いたり歩いたりと心地よす。ドラゴンスライダーは頂上までのぼるのは一苦労だが、これも相当長く楽しい。

ホテル三日月ダナンの波のプール
波のプールで波が出ていない状態
ダナン三日月夜の波のプール
夜のプールは落ち着いている
ダナン三日月夜の屋内プール
ダナン三日月夜の屋内プール。奥がドラゴンスライダーで手前が流れるプール

施設内にはフードコート、カフェ、軽食のワゴンもある。1日目はプールを終えて部屋に戻った後に改めてバインミーとフィッシュアンドチップスを買いに行って部屋で食べた。安くてうまい。

ちなみに、ホテルの建物内にはATMはないが、ウォーターパークの日帰り利用のエントランス脇にATMがあり、ホテル宿泊者でも使うことができた。

屋外プール

ホテル正面屋外にもプールがあり、海賊船のある子ども用?プール、ベトナムで「2番目」に長い流れるプールがある。1月ということでまだ寒いと思ったが、日によっては太陽もでて暑く感じられるので遊んでいる人が多い日もあった。かなり混雑している、というわけではない。特に流れるプールはガラガラ。でも数グループが楽しんでいる、という感じ。

ホテル三日月のプールと建物
リゾート感のある写真

海賊船はたくさんのスライダーがくっついた遊具的な位置づけだが、スライダーはいろいろな種類があり子供はもちろん大人でも十分楽しめる内容。ただ水は冷たい。

ダナン三日月の屋外プールの「海賊船」
屋外プールの「海賊船」

流れるプールはひたすら長い感じ。浮き輪に乗っているといつまでたっても1周が終わらないくらい。子供が入るときはライフジャケットを無料で貸してもらえる。水は冷たいが、入ってしまえばそれなり。

このほかに、富士山のふもとにもプールがあったがこちらは行かなかった。行けばよかったがちょっと遠い。

ダナン三日月の屋外プール
部屋のバルコニーから望む屋外プール
ホテル三日月ダナンの屋外プール
部屋のバルコニーから望む屋外プール(夜)

結論、1月に外のプールで楽しめるかというのはあったが、特に問題なく過ごせた。

屋上インフィニティープールとクレッセントバー

ここは最高!

22階屋上に温水のインフィニティープールがあり、朝6時から20時まで営業している。メインの細長い広い温水プールと子供用プール、2か所のジャグジー、クレッセントバーが併設されている。

水温が心地よく、宿泊2日目、最終日は連続してオープン直後の朝6時に起床してお湯につかりに行った。いつまでも入っていられるが、クレッセントバーが7時にオープンするのでそこまで居座ってしまうとお酒をつい注文してしまいそうなので、30分くらいで部屋に戻るようにしていた。1月のダナンは朝涼しいが、温水プールは温泉気分でゆったりと過ごすことが可能。

ダナン三日月の屋上インフィニティープール
快適なインフィニティープール

1月の天気は時折にわか雨が降ってくるので、プールサイドチェアにずっと寝転がってということはできない場合もあるが、雨が降っていても温水プールに入っていれば全く問題なし。プールに浸かりながらバーでお酒をいただいてもよし。

ダナン三日月の屋上インフィニティープール
プルーサイドでくつろぐことももちろん可能。朝はいささか寒いので温水プールの中のほうが快適

ちなみに、タオルは無料でレンタルできる。ただ、最終日の朝行ったときはタオルが品切れで借りることができなかった。

クレッセントバー
営業前のクレッセントバー
クレッセントバーのプール側のカウンターと椅子
プールの中に椅子があるステキなバー

SAKE Bar

バーと名のつく施設は、屋上プールのバーのほかに、5階にSAKEバーがあり、世界各地のウイスキーと日本の各地からの日本酒を提供している。4階ロビーから階段でもアクセスできるが、5階からエレベータでアクセスすることもでき、その途中には日本文化を紹介するコーナーや、三日月ダナンオープン時の各所からのお祝いメッセージなどが展示されていた。

将棋の棋聖戦がここで開催され、藤井七冠が訪れたということでも有名であるが、その時の色紙なども展示しているようであった。

日本文化の紹介コーナー
様々な日本文化が紹介されているコーナー。将棋の棋聖戦も開催され藤井七冠の色紙も展示されている
ダナン三日月の酒バー
ダナン三日月の酒バー

チェックアウト

チェックアウト時刻は12時。15分前に電話が来て荷物の手伝いが必要かが尋ねられた。ロビーに降りるとチェックアウト客でかなり混雑しており、順番は少し待った。並んでいると係の人がカギを預かって、業務連絡用のチャットに部屋番号を書き込んでいた。おそらくこれを契機に部屋のチェックが入るのだと思う。

デポジット超過分の清算を行い無事チェックアウト。少しソファーで休憩してGrabを呼び、次のホテルへ移動する。

ホテル三日月の入り口のシャンデリア
ロビーのシャンデリアは提灯風

最後に

日本の三日月には宿泊したことはないが、ダナン三日月は思った通りの大規模施設で3泊充分楽しむことができた。ダナン市内へは少し遠いのが難点であるが、バーナーヒルズやフエ寄りに立地しているためその点はうまく使い分けるとよいを思われる。

ホテル周辺の徒歩圏内にはほぼ何もないが、グーグルマップを参照すると少しローカルの食堂はあるらしいので、そういうところに出かけてみるのいいのかも。

ウォーターパークと銘打っているだけあって、プールだけでも十分に楽しめる。繰り返しになるが、屋上のインフィニティープールは最高だった。

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