NY・チリ・ボリビア6日目~サンティアゴ→イースター島(2005.3.7-25)

2005.03.12

空港へ

0500起床。シャワー浴びて荷物をまとめて0630にチェックアウト。フロントのおじさんはさすがに昨日と違う人だったが、イースター島から帰ってくる15日の予約をしておく。そしてチェックアウト。

地下鉄駅へ行ったら丁度シャッターが開いたところだった。始発激遅っ!クルマがくるかどうか分からなかったのでバス停まで歩いていく。昨日歩いてきたので、歩けない距離ではない。さて、降り場は分かるのだが乗り場が分からない。バスがいたのだがすこし振り回されつつ、なんとか乗車できた。旅行客はごく僅かで殆どが空港勤務者。地下鉄の終点駅から乗ってきた日本人は昨日チェックインしたときにあった人だった。昨日、我々の話をきいて急遽チケットを手配して行くことにしたと言っていた。2泊とのこと。我々より1泊少ない。ただ、チケットが10万近かったと言っていた。我々のチケットは408USDである。これは、回りの旅行者に聞いても一番安い値段だった。いえい。

LANの国内線の列に並ぶ。e-ticketだったのでパスポートを提出するのみ。係りの兄ちゃんもなかなかフレンドリーで良い。ついに念願のイースター島行き航空券が発券されて上機嫌。ダンキンドーナツに行って朝食とする。甘いドーナツとラテでおいしく頂く。ここにはちゃんとエスプレッソマシーンがあった。その後荷物検査。ゲートに行く。

サンティアゴ空港の出発案内
Departure information at SCL.

搭乗ゲートで情報収集

例の日本人がもう一人の日本人の人(K2Y氏)とともに話していたので加わる。2人ともペルーからボリビア経由で南下してきたらしい。なんでもボリビアでは大規模なストライキが発生していて、ラパス市内から出られなくて大変だったらしい。2人は口をそろえて、「ウユニ塩湖」は是非行くべきだと言う。しかもかなり強く勧めてくれる。そんな話を聞いていると、僕もcarisもまんざらでは無くなってきて、日程的に可能かどうか調べてみるようになる。実際、日程的にもなんとか行って来られるらしい。デジカメの写真を見せて貰うと、なにやら不思議な光景が写っている。ボリビアに関してはまったく無関心であったし、ボリビア行ったら献血ができなくなるんじゃないかとの考えもよぎったが、とりあえず前向きに検討してみることにする。なんせ、ボリビアの歩き方は持っていなかったし、南米のロンプラも、チリの部分だけのコピーしか持っていなかったのだ。ボリビアとの国境の街である、サン・ペドロ・デ・アタカマには行くことになったので、そこで情報収集することで2人の意見は一致。

…すると、いつの間にかSAMSUNGのプラズマディスプレイに表示された出発案内がDELAYEDになっている。そのうち、Technical Problemで出発が遅れるという放送が流れる。…と、ここから、欧米人の乗客は大挙してカウンターにクレームを出しに群がっていた。この光景は凄かった。日本人と一部のおとなしい人達は椅子に座って話を続けている。そういうこともあるさ。といっても、今回の旅行で送れなかった飛行機は来るときの日本発の飛行機だけだ。

往復408ドルのイースター島行き航空券
Boarding ticket was 408USD (Round Trip).
イースター島行きはテクニカルプロブレムで遅延
Departure was delayed due to technical problem. Scheduled time was 9:30.

前に座っていたアメリカミズーリ州に住んでいるおじさんと話す。このおじさんはCamp Zamaにいたことがあるとのことで、後から分かるのだが、日本語が少し話せる。連れの女性の方は沖縄に2年間いたことがあるそうだ。イースター島に行くのは2回目だと言っていた。日本に戻ったら連絡頂戴とのことで名刺を受け取る。

そのうち、そろそろチリでは夏時間が終わるらしいとのことだが、正確にいつ終わるのか日本人誰も知らない。アメリカのおじさんも常には北半球に住んでいるのでイマイチ自信が持てないらしい。そこで、ランチリのカウンターのおねえさんに聞きに行くことになった。すると、day light saving timeが理解してもらえず敢えなく撃沈。しかし、指さし会話帳を持っていたのでそれを使って尋ねてみると、

本日夏時間終了

とのこと。危うく明日の朝恥をかくところだった。まぁ、夏→冬の切り替えだから、時間に遅れたりどうだということは無いのだが。変更された搭乗時刻は1120。ターミナルの先っちょまで行ってみようと思い一人で歩いていく。PBBはたくさんあるにも関わらず、それに見合うだけの飛行機がいない。それ故ターミナルは閑散としていた。店はそれなりにたくさんあった。ターミナルの先端は直ぐそこが滑走路で、丁度良い感じで離着陸の飛行機を見ることが出来る。とはいっても、離発着便がそんなに無いので数機分見たら時間になってしまった。元のゲートへ戻る。

すると、既に搭乗が始まっており、待ちくたびれたたくさんの人々がゲート前に群がっていた。このとき、carisと私は一人の日本人女性にいるのに気づいていた。ピンクの上着を着ていて、しかもカワイイ。でも一人でいる。一人でイースター島ってなかなかマニアな人なのかなーとこのときは思っていた。

この便に搭乗する日本人はトータルで10人くらい。やっぱりたくさんいるんだな。

搭乗すると席を間違えてるおばちゃんがいてどいてもらうハプニングもあったが、なんとか着席。いよいよイースター島に向けて離陸だー。ちなみに、イースター島の正式な呼び名はIsla de Pascuaであり、空港のディスプレイ案内や、搭乗券はこの表記であり、もちろんスペイン語のアナウンスではこのように呼ばれている。しかし、英語のアナウンスではEaster Islandと放送されるみたいだ。意味はどっちも同じみたいだけど。現地語ではRapa Nuiと呼ばれる。

機内食の時間。すると、エコノミーなのにガラス製のグラスが!チリといえばワイン!ガラス製のグラスはエールフランス以来である。白ワインとともに、スパニッシュオムレツ、パン、マフィン、グレープを頂く。言わずもがな、このグレープも超美味かった。carisは勢いでワインを4杯も飲んでやがる。でも、かなりこまめにドリンクサービスに回ってきてくれるのでLAN好感度アップ。

イースター島行きの機内食
Spanish Omelette and chiliean white wine.

途中、気流の悪いトコロを通過するために、ベルトサインが点灯したのだが、なかなか着席しない乗客に対して、スペイン語、英語のアナウンスの他に、フランス語でも言っていた。何故なんだろうと考えたら、(フランス領)タヒチ行きの客も含まれているかもだからなのか。

ついにイースター島キター!

降下のためのベルトサインが点灯し、ついにdescentが始まる。海が近くに見えてきたと思ったら、右の窓に陸地が見えた!イースター島だ!そのまま飛行機は28滑走路に着陸。否応なしにテンションが高まる。エプロンに駐機されて、前部と後部にタラップがつけられ降機。後部のドアから降機するの初めてだ。いまままで見たことの無い角度から尾翼だとか主翼を見られて、またテンションが高まる。いよいよ来たなーという現実感とともにターミナルの方へ歩いていく。

イースター島到着の飛行機
イースター島に到着した飛行機

すると、なにやらテレビカメラがいるじゃないか。しかもスタッフ日本人。と思ったら、なんとさっきのピンクのお姉ちゃんはレポーターだったのだ。ミーハーなcarisが収集してくれた情報によると、NHKのクルーであるとのこと。こんなところでNHKのクルーに会うとは。

この放映日は2ヶ月後の5月12日。我々は映ってなかった。トホホ。でも乗ってきた飛行機は着陸するところがバッチリ映っていた。

バゲージクレイムの脇には、事前の情報収集通り民宿のブースがたくさん。先に荷物をピックアップをしようとしたら、なかなか荷物が出てこない。そのうち、目を付けておいた宿に列が出来て焦るが、なんとか荷物もでてきて、ブースで交渉することができた。交渉するといっても別になんもしてないが、想定範囲の価格だったので3泊即決。直前にそこに宿泊を決めたスイス人夫妻とともに、クルマへと向かう。クルマに我々を残して、宿のおばちゃんは再び客を集めに戻っていってしまった。carisはレポーターの写真を撮りにいってしまったので、スイス人と話す。1週間くらい滞在するそうだ。日本のTVクルーが来てるんだよというと、へーと言っていた。そんなんどうでもいいか。そのうち、もう1組の客を連れておばちゃんが戻ってきた。ポーランドから来たって言ってたっけな。こちらも1週間くらい滞在するらしい。

クルマでいよいよ出発。途中、メインストリートや民芸品市場の場所を教えてもらったりする。宿は街の中心部からややはなれたところにあった。一番隅の12号室。風がとおってなかなか気持ちのいいところだ。ウェルカムドリンクを飲んで、早速街へ。はじめはオロンゴへ歩いていこうということだったのだが、どうも遠いらしいのでやめる。とりあえず観光局だなということで行ってみたら閉まっていた。生け垣の脇を歩いていたら、巨大な犬がいきなり吠えてきた。かなりびっくりしたがcarisはマジで飛び上がっていた。マンガの世界。途中、ENTELのパラボラの脇を通り、港に到着。子供達がたくさん泳いでいた。港の前にはサッカーグランドが。

ハンガロア村にある巨大なアンテナ
A big antenna of Entel Chile.
美しいハンガロア村の風景
Beautiful place.
ハンガロア村の港兼ビーチ
Swimming kids.

ウマに乗っている人もいるし、クルマで移動しているひともいるし、それにタクシーがメッチャ多い。さらに野良犬はありとあらゆるところをウロウロしている。

ランチリはリコンファームがいるようなことをどこかで見かけたのでランチリのオフィスに行ったら閉まっていた。そのまま空港の方へ歩いて行ってみる。空港は到着したときとうってかわって誰もいなかった。廃港のようにがらーんとしていた。西の方から黒い雲が近づいてきてcarisとヤバそうだなーと話しながら歩き出すとポツポツと降ってきた。急いで空港に戻ると、ものすごく激しいスコール!でも、すぐにやむという確信があったので慌てずにやり過ごす。まぁ道路の方を見ると、構わずに濡れたまま歩いていく現地の人も結構いたが。そのうち、予定通り雨はやんだ。

一気に湿度が高くなったきがするが、メシメシ。ということで、さっきの港の方へ戻る。適当に店を決めて入る。とりあえず、何を飲んだかは忘れたが、サーモンを焼いたヤツと、Cevicheという料理をシェアすることに。ちなみにパクチーの風味がイマイチ好きではないので、少し食べてあとはcarisに消費してもらった。まぁ、おいしいっていえばおいしかったんだけど、量がなんせ少なかった。食べ終わったので宿に戻ることにする。途中の商店で水を仕入れる。スペイン語がまるで分からないので、いくらか聞き取るだけで一苦労だった。結局、聞き取ったというより、電卓に打ち込んでくれたから分かったんだけど。この店には何故かセガのアーケードゲームが置いてあった。火は入ってなかった。

セビーチェ
Ceviche.

商店からしばらく歩いていくと、宿に到着する。明日はツアーに参加するよていなので、おばちゃんに取り次いで貰うようにお願いする。スペイン語だとツアーではなくトゥール。とまぁ、明日10時に迎えに来てくれることになっていて、40USDだという。楽しみだ。宿のPCを5USDで使わせて貰ってインターネットなのだが、ダイヤルアップな上、日本語フォントが入っていないので5USDは高過ぎだ。洗濯をしておとなしく寝る。

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