2023笛吹川温泉 坐忘

2023.08.11

宿泊経緯

お盆の帰省前に、どこか温泉に立ち寄りたいとなると場所的には山梨県が最適である。一休で高級宿を検索すると、笛吹川温泉坐忘が1部屋だけヒット。「坐忘」はどこかで聞いたことのある名前であり、泊まってみるのもいいかと思った。高級宿の部類であるが、ネットの評判は比較的良い。今回の残っていた一室は部屋風呂無しの和室。

もろもろ調べると、ワイナリー直営(今はパチンコ経営しているマルハンに移った模様)ぽく、ワイナリーツアーやラウンジでワインが飲めるなどかなり魅力的な宿である。

出発にて

コロナ明けの初めてのお盆。3連休の突入日の金曜。道が混まないわけがなく、ちょっとばかし雑用で出発時刻が遅くなり、中央道の渋滞にまともに突っ込むかわき道をそれるかで迷った挙句、いつも通り相模湖までは下道を経由することに。

相模湖から中央道へ入りナビの到着時刻が若干15時を切るくらいの表示をしている。渋滞明けのSA/PAはどこも入口で渋滞をしている中、立ち寄っている暇もないのでノンストップで中央道を西へ。途中事故も2件。

笹子トンネル手前
笹子トンネル手前

場所はナビ任せにて

笛吹川が甲府盆地にある、というくらいは感覚的にわかっていたものの、実際の場所はナビ任せである。勝沼ICで下りて、ナビの示すままに向かう。昔このあたりにブドウを買いに来たことを思い出しながら車を進める。車窓はブドウ果樹園と直売所が多いことはわかっていたが、注意しているとたまーに小さいワイナリーがぽつぽつと登場することにも気づく。

朝食も昼食もとっていない状況だったため、途中のローソンにておにぎりを購入。宿へひた走る。

そのうち、笛吹川を渡り宿が近いことを認識。国道140号線から脇道へはいり到着。

坐忘入り口
坐忘入り口

到着のおもてなし

玄関前に車をつけるとすぐに係の人が登場。荷物を降ろしてバレー方式ですぐに車を片付けてもらった。ロビーのソファーでお茶。お茶菓子は信玄餅の寒天をいただく。冷茶をいただきながらチェックイン。

部屋に案内いただき、もろもろの館内の説明をうけたあと、ローソンのおにぎりを急いで食べる。

まるきワイナリーツアー

そもそも15時のチェックインで急いでいたのは、ホテルのアクティビティーの一つ「まるきワイナリーツアー」に参加するためである。そもそも無料アクティビティーを開催しているこの規模の温泉宿はとても珍しいと思う。15:30からツアー開始のため、15時までのチェックインを要請されていた。

5分前にロビー集合をお約束されていたので時間通りに集合、本日は5組10名での参加とのこと。ハイエース2台に分乗。1台でも乗り切れるはずだが、ゆったりと移動させてくれるのは◎。

宿からワイナリーは若干遠く20分くらいかかる。先ほど通ってきた道を再び戻る形となり、国道20号も超えたところでワイナリー到着。

まるきワイナリー外観
まるきワイナリー

まずはワインの醸造工程を説明して頂く。明治期創業のワイナリーであり、今はドイツ製の機械を使っているとのこと。時期ではないのできれいに洗浄されたマシンたちはおねんねしているようであった。

昔からのホーロー製タンク、新しいステンレスタンク、樽貯蔵と一式の設備がそろっているところを見学。

ワイン貯蔵タンク
ステンレスタンク

自社のブドウ畑もあり、在来種は棚方式、輸入種は垣根方式とのこと。羊を数頭ブドウ園の中で飼育しておりブドウによい影響を与える試みも行っているとのこと。ワインセラーの見学もさせていただき、大量の古いワインが一升瓶に詰められ熟成されていた。地震も怖いが富士山の噴火が懸念だという。確かに。

羊とブドウ畑

天気も大変よく、少し標高の高いワイナリーからは甲府盆地が広がる様子が一望できる。甲府盆地最高である。

一通りの施設見学の後はお待ちかねの試飲タイムとなる。ショップの2階の会場にて8種類のワインを順に楽しむ。購入はせず、明日チェックアウト後に立ち寄ろうと思う。

まるきワイナリーの試飲ワイン
試飲したワイン

温泉と夕食

ワイナリーツアーから帰還し、温泉に入浴。

なんと、お盆期間中の特別サービスとして湯上り用に生ビールサーバが設置されている!!これで夕食にビールを頼まずにワインをじっくり堪能できるのでありがたい。ちなみにヤクルトもご自由に飲めるようになっていた。素晴らしい。

夕食は予約の時間の5分前に係りの方がお迎えに来てくれる。案内いただき離れのレストランに向かう。雨が降っているとつらそうだが、本日は全く問題なし。

レストランへの道

夕食は個室にて。エアコンも自由に設定できるようになっているし、中居さんの動線と宿泊客の動線が完全に分離されていて◎。ただ、用事があった時にすぐに連絡ができる呼び出し装置的なものはあってもよかったかと。

事前にいろいろなblogなどで情報仕入れていたとおり、茶懐石という形式。だからといって特段困るものはなく、もろもろ丁寧に説明をしてもらった。

飲み物も多様にそろっていたが、ワインの4種ペアリングコースを注文。先ほどまるきワイナリーで試飲をしたものも含めて順に合わせていただけた。

コリエ ドゥ ペルル ブランムスー リュクス
ラフィーユ トレゾワ 樽勝沼甲州
ラフィーユ 樽ベーリーA
もう一つは失念

夜景ツアー

満足した夕食も終了し、予約している夜のアクティビティーにも参加。

ホームページ的に書くと「笛吹川フルーツ公園から望む新日本三大夜景」である。ツアーは9人。1台のワゴンで移動。こちらもそれなりに宿から離れているので、手の込んだアクティビティーと感じる。

天気がいいのも相まって夜景は素晴らしく、中央本線を走っていく特急もよく見えた。写真を撮るのは難しいが参加者の皆さんも満足している模様。

宿に戻ってお風呂に入り、ライブラリでしばらく過ごす。書籍や雑誌が多数置いてあり自由に読めるようになっている。自分の興味のありそうな雑誌は楽天マガジンで購読済みであったので、フカフカソファーでスマホを眺めながらぼーっとする。そんなこんなで部屋に戻って就寝。

坐忘のライブラリラウンジ
ライブラリラウンジ

2023.08.12

朝食等々

温泉の入浴時間は5:30からであるので、5:30にアラームをセットしたのだが、いつもなら一番風呂に行く気がどうも起きれず二度寝。それでも7時過ぎには起床して入浴。朝はビールがない。車があるから飲んじゃダメ。

朝食の予約は8:30。朝は自分で時間を見ていくスタイル。少し早めに出て宿の前を歩いてみる。富士山を眺められる東屋や、笛吹川の水を引いていると思われる滝・池。池にはおそらく夕食になるであろうアマゴが網に入って保管されていた。

坐忘から望む富士山
富士山遠望

朝食も夕食と同じ部屋でとることになる。一の重、二の重とあり、これはかなりおなか一杯。でも一つ一つが丁寧に調理されており、お代わり可能なごはんとアサリの味噌汁でとても満足。手打ちそばもそばの風味をしっかりと感じることができる逸品。

チェックアウトは11時なのでお風呂に入ったりゆっくりしているとあっという間。

丁寧に梱包いただいたお土産を受け取り、チェックアウト。

丁寧なお見送りを受け、そのまま昨日訪問したまるきワイナリーで、ワインを大量に購入して次の目的へと向かった。

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